きせつふうにあおられたかいぶつは ちいさなこまのもんすたーにぶんれつして はげしくまわりはじめた。 +++++ わたしはとろけていったりしないんだけど、 ゆうかいというほうほうはしっていて、 どちらにしてもあなたのからだは そらよりもやわらかい。 +++++ もうとんだりしないで。 そう言って彼女はどこへも通じないバルコニーへ出た。 +++++ 季節風をのみこんだ、 喉は大海へ繋がっている、 宝の地図は幾度もめくれあがって ぼくたちを招いている。
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