スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
人はともすれば
他人と自分を比較して
相手が自分よりも秀でていたり
恵まれていたりすると
どうしても自分が情けなくなったり
妬んだりしてしまう。
それはきっと自意識が過剰なのだと思う。
人の目を気にすることは
悪いことだと一概には言えない。
人の目を気にすることによって
抑制できることもあるのだから。
でも、それが行き過ぎると苦しくなる。
自分が相手にどう見られているか?
自分が言った言葉をどう受け取られているか?
ばかりが気になって
素直な自分が出せなくなってしまう。
そして
相手と比較することにより
時には優越感を感じたり
反対に劣等感を抱くことになる。
これは
他人に振り回されていることになる。
比較するなら
他人とではなく
自分自身の中ですればいい。
今までの自分が出来ていたことが
今はできていないとしたら
それを反省しまたできるように頑張れば良い。
哲学者の森信三氏は
「人間が不幸になる一番のもとは
他人と比較することだ」と言っている。
以前、人間関係がうまくいかなくなり
疎遠になっていた人がある。
私に原因が見当たらなかった。
ある時、その人と向かい合って話すことがあった。
その人は「あなたを妬んでいた、嫉妬の気持ちがあった」と言った。
人の気持ちは自分の力では左右できない。
嫉妬されたことで
人間関係がまずくなり
自分自身が落ち込み苦しむなんて
こんなバカなことはない。
その人にとっても無害ばかりで一利もない。
他人と比較することで不幸を呼ぶ典型だ。
羨ましいと思う気持ちが良い方向へ向かう
原動力となれば良いが
なかなかそれは難しい。
結局、他人と比較しても良いことはないということだ。
スカーレット
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