スカーレットの心のつぶやき
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ある新聞で、次のような記事を読んだ。
それは、10日くらい前から、東京の麻布十番に立っている、
童謡「赤い靴」のモデルの女の子の銅像の首に
赤いマフラーが巻かれているという話だ。
近所に住む人は初め、何かのいたずらかと思ったらしい。
銅像のところに確かめに行くと、
誰かが寒いからかわいそうにと思って
マフラーを巻いてあげたのだと気付いた。
マフラーが風に吹かれて外れると、
いつの間にか誰かの手で巻かれているという。
また、夏には暑いだろうという気持ちから、帽子がかぶせてあるらしい。
この話を聞き、日本昔話の「かさじぞう」を思い出した。
売れ残った笠を、おじぞうさんにかぶせてあげた
やさしいおじいさんと同じ気持ちの誰かが、
女の子の像にマフラーを巻いたのだろう。
昨今の殺伐とした事件のニュースを聞くたびに心を痛めていたが、
このマフラーの話は女の子だけではなく、
私の心まで暖かくしてくれた。
日本もまだまだ捨てたものではないと思うとほっとした気持ちになった。
スカーレット
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