スカーレットの心のつぶやき
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2007年02月10日(土) 「春告げ鳥」

「ホーホケキョ」日課にしている朝の散歩の途中、

神社の森の近くを通りかかった私の耳に

鶯の鳴き声が聞こえてきた。

思わず足を止め、うっそうとした木々を見上げた。

姿は見えないが、どうも一本の高い椿の木から聞こえてくるようだ。

耳を澄ますと「カアーカアー」「チッチチッチ」「チュンチュン」と

色々な鳥たちの声が聞こえる。

しばらくして、また「ホーホケキョ ケキョケキョ」と鶯の声が聞こえた。

「やっぱり鶯だ、えー!もう鶯が鳴くんだ」と驚いた。 
  
でも、暦の上ではもう春。

隣家の庭の白梅にも白い花が咲き、

風に乗って甘い香りが漂ってくる。

近くの川の土手には黄色い菜の花が満開だ。

水仙畑の側には白い雪柳の花がちらほら咲いている。

池で越冬した鴨たちももうすぐ姿を消すだろう。

暖冬だった今年の冬ももう終わろうとしている。

時は確かに過ぎ、季節はめぐってきている。

去年は二人の父を亡くした辛い年になった。

もしかしたら、あの鶯の鳴き声は、

父たちが鶯に姿を変え、

私に「もう春が来るよ。元気を出してよ」と言っていたのかもしれない。

春を告げる鶯の声に「有難う、頑張るからね」と心の中で呟いた。


スカーレット