スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
私にとって
子どもってどんな意味を持っていたのだろう。
私は本当に子どもに対する愛情を持っていたのだろうか。
あの頃の私は、
今と同じように
心の中に闇を抱き、
心の中の空虚さを埋めようと
ただ、それだけの理由で
子どもを欲しいと思ったのではないだろうか。
私が最初の子を身籠った時、
確かに喜びを感じた。
あの秋、敬老の日に
私は夫に話しをした。
夫はとても喜んでいた。
夫があんなに喜ぶ顔を
それまで見たことはなかった。
「良かった」と思った。
これで夫とも上手くいくような気がしていた。
10ヵ月後の夏が楽しみだった。
もしかしたら何かが変わると期待していた。
マタニティドレスを買い、
まだお腹のふくらみなんてないのに
そんな服を着て喜んでいた私。
でも、それから二ヶ月後に
私は私自身の体調の変化に耐えられず、
また医者の言葉もあり
初めての子どもの命を絶ってしまった。
悲しみや辛さよりも
これで元のような体調に戻れるという
何かほっとした気持ちになっていた私。
母親の資格なんてない。
本当に子どもが子どもを産みたいと思っていたみたいだ。
あの時に闇に葬られた子の気持ちを考えてもみなかった。
自分勝手な母だった。
夫は医者の言葉に反対はできなかったから
医者と私が決めた通りにしても
何も文句を言わなかった。
きっと心の中では
色々なことを思っていたに違いない。
そんな夫の心を思いやることさえ出来なかった私だった。
私には愛情が欠落しているのだろうか。
もしそうなら、
そんな私になった原因がある。
あのRとの子を堕胎した時に
私の子どもへの愛情が意味の違ったものになったように思う。
あの時の私は10代、
何も分からず、本当の愛さえ気付かなかった。
私って本当に駄目な人間だ。
人として一番大事なことさえ
気付かないのだから。
ああ〜今の私の源があの時のあのことにあるとしたら
早く心の中から消してしまいたい。
私の過去が私の未来に続かないように・・・
スカーレット
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