スカーレットの心のつぶやき
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結局、私がいつも何かを求めているのは
私自身が心の中での満足や
幸福感を見つけることが出来ないからだろう。
青い鳥ではないけれど
私の幸せなんて直ぐ側にあるのかもしれない。
でも、私はそれが見えなくて
いつも何処か遠くの方ばかり見ているのだろう。
心の闇というよりも
心の穴を埋めたいともがき苦しんでいるのかもしれない。
私が子どもを産みたいと思ったのも
母性に目覚めたわけではない。
ただ、私の中で夢中になれるものが欲しかったのだ。
役者でもない、カラオケでもない、
勉強や趣味の世界でもない、
私自身が分からない何か・・
漠然としていたけれど
子どもは私を裏切らないと思ったからだ。
私を裏切らない存在が
夫ではどうして駄目なのだろう。
あれほど長い期間付き合い、
気心もわかって結婚したはずなのに・・・
私には夫の心が分からないのだ。
人の心を分かろうとするほうが
もしかしたら傲慢なのかもしれない。
私の心だって人には分かるはずはないのだから。
こんなことを思いながら。
「子どもなら私を丸ごと必要とするだろう。
私の存在価値を充分に認める存在になるに違いない」と思った。
夫は私が子どもが欲しいと言ったら
反対した。
勿論夫も欲しいと思っていたはずだけれど
私の心臓のことで、
医者から妊娠は止められていたのだから、
夫が賛成するほうがおかしかった。
反対して当然のことだった。
でも、夫に反対されればされるほど
私の中で子どもへの思いが大きくなっていった。
そして私は一度目の妊娠をした。
スカーレット
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