スカーレットの心のつぶやき
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2006年01月29日(日) ペルソナ��

結局、私は死ぬまでいつも心の中の

空虚さを何かの形で埋めようと

もがき苦しみ続けていくのだと思う。

現に今でもそうだから。

役者の次はカラオケだった。

カラオケを習いに行っていた時、

その教室でカラオケ大会があり、

私は優勝をしたいために

相当の練習をしたものだ。

家事をしながら耳にはウォークマン。

掃除をしながら、炊事をしながら

壁に貼った正という文字に歌った回数を書いて行った。

私はカラオケ中毒になっていた。

カラオケ教室に通い、

歌うことによって

私の心の中に空いた穴を埋めようとしていたのだ。

その努力のお陰で念願の優勝を果たした。

次の年には審査員もした。

その過酷とも言える練習をしたために

また食べられなくなってしまった。

寝食を忘れて・・という言葉の通りだった。

本当にバカな私だ。

カラオケ教室の先生を好きになった。

ほのかな恋心を募らせていた。

夫が居ることを忘れてしまっていた。

先生のことを本気で好きになっていたのか?

今思うと否定も肯定も出来ない。

夫に対して申し訳ないことをしてはいない。

勿論、不倫という言葉には当てはまらない

精神的な恋に終わったのだから。

ただ、あの時の私は私の方を向いてくれる人へ

心が動きそうになっただけなのだ。

役者も私の方を向いてはくれたけれど

それは商売なのだから仕方のないことだ。

何もかもわかっているのに

いつもいつも同じことを繰り返してしまう。

そんな自分自身に気付いていたから

いつも心の中で悔やんでいたし

いつも自分を否定し続けてきた。

体を壊してカラオケをやめた。

やめたことは後で後悔したけれど、

あの時はこの選択しかなかったように思う。

私は生まれたときから

女の人の生きる道を歩くことは出来ないと思っていた。

結婚も出産もするはずはないと思っていたから。

でも、私の本当の心の中では、

結婚への憧れもあり、

子どもを産みたかったのかもしれない。

医者から妊娠や出産を初めから否定されていたから、

自分自身の中でも子供を産みたいと言う気持ちは

持たないようにしようと思っていた。

もう一つは、

初めての恋をした相手、

Rとの間で嫌な思いをしているから

夫との間で、また同じ苦しみを味わうのが怖かった。

でも、やはり私も女だった。

何となくではあるが、

母になりたいと思うようになっていた。


スカーレット