スカーレットの心のつぶやき
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2006年01月19日(木) 出会い��

夫と出会ってからの講習の日々は

私には最高に楽しい日々だった。

講習は難しいこともあったし

試験を前に勉強することも多かったけれど

私はとても充実した日々を過ごした。

あの夏の三ヶ月の間、

私は過食することもなく吐くこともしなかった。

本当に活き活きとしていた。

夫と何を話したのか今はあまり思い出せない。

無口でとても冷静に見える夫は

いつも私の話すことを黙って聞いていた。

授業を終え、

二人で私の乗って行った自転車に二人乗りをして

夏の風を切って走った。

ピンク色のワンピースのフレアーの裾が

風を受けてふわ〜と広がって

慌てて裾を押さえていた私。

夫と共に学べるということが

こんなにも幸せなことだったのか!と

不思議でたまらなかった。

私の心から完全にHのことは消えていた。

恋に落ちた。

夫との始めてのデートは

私が見たいと思っていた映画「ああ〜野麦峠」だった。

「映画を見に行かない?」と私が誘ったら

夫は信じられないような顔をしたっけ。

そして二人でポップコーンを食べながら見て、

帰りはいつもの喫茶店でコロッケを食べた。

夫は帰宅する電車の時間があったから

出来るだけ一緒に居たいと思っていた私は

最終の電車まで夫に付き合った。

あの頃の私と今の私を比べると

何も変わっていない気もするし

全く変わってしまったような気もする。

人の心が変わるということを

なかなか受け入れることが出来ない私自身が

変わっているではないか!と心に言っている。

当時、夫は東京の大学に通っていて

夏休みに帰省してこの講習会に参加していた。

夫の夢も私の夢も同じ図書館司書だった。

だから一生懸命に勉強して国家資格を取ることも出来た。

あの三ヶ月は私の人生の中で

一番充実していた期間だったのかもしれない。

でも、夏が過ぎ秋になり

講習も終わると夫は東京へ帰って行った。

淋しかった。

夫のことばかり考えて過ごす日々だった。

会いたいと思う気持ちが大きくなって

夫の住む東京へ二度行った。

まさに青春だった。


スカーレット