スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
人の心は変化するものだ。
こういう当たり前のことに納得できない私が居た。
一度好きになったら、
その時の気持ちは一生続くと思っていた。
私だけではなく勿論相手の気持ちも
私を愛してくれた時と同じ重さで愛してくれると信じていた。
それがRの裏切りに合い、
気持ちが変化するということが納得できず、
いつもRの存在にこだわり続けた私。
あれって何だったのだろうと思う。
Rへの思いはこの数年になって、
ようやく思い切ることが出来るようになった。
それは、私にとってもっともっと存在価値のある人が現れたからだ。
新しい恋をすることによって
失恋の痛みも悲しみも忘れることが出来るという
私の心の中の辞書に間違いはなかった。
そいいうことが、
昔Hと付き合っていた頃にも気付いていたら
私はHともっと上手くやれたと思うし、
Hを傷つけることもしなかったのだと思う。
Hは優しすぎた。
私のことを愛しすぎた。
もっとHが自分自身のことを愛していたら
私への愛も半分になっていたに違いない。
私の過食嘔吐は治らず、
何回も入退院を繰り返す中で
同じように何回も自殺未遂を繰り返した。
何回目かの入院の後、
いざ、退院するというときになり
医者から環境を変えれば、
私の病気も治ると言われ、
退院後は家に戻らず、そのまま博多に住むことに決めた。
勿論Hと一緒に。
結婚をするつもりはあったはずだったけれど
籍は入れなかった。
父も母も反対はしなかった。
寧ろ、それで私の病気が治るならば・・・と思ったのだろう、
アパート探しや荷物の引越しなど
全て母がしてくれた。
博多に住んではじめの頃は
二人で生活できるという嬉しさで
何か新しい私に生まれ変われるような気さえした。
でも、それは私の誤算だった。
環境を変えて治るのなら
こんなに簡単なことはない。
自分の心が変わらない限り治るはずはなかった。
Hは大学生だったが、
大学へも行かず、アルバイトをして生活費を稼いだ。
でも、それだけでは生活は出来なかった。
私の親から送ってくれる生活費が
当たり前になっていった頃、
私はこの生活が何か変だと気付いた。
そして、昼間Hの居ないアパートで
一人ぼっちで壁を見つめて暮らしているうちに
また病気が再発してしまったのだ。
虚しい・・
淋しい・・・
誰も居ない部屋の中で
私はただひたすら食べては吐く毎日だった。
そして涙を流した。
スカーレット
|