スカーレットの心のつぶやき
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2006年01月08日(日) 記憶��

夢中だった。

まさに私の心は夢心地だった。

あれほど憧れ続けたRと結婚できるということが

私には信じられなかった。

そしてRが入学したからという理由だけで

入学した大学生活もばら色になって行った。

何もかもが初体験だった。

Rとの初めてのキス、

初めてのSEX・・・

でも、後悔はしていなかった。

私が18歳までずっと大切にしていたものを

Rにあげることが出来たことは

私にとって最高の幸せだった。

ただ、

私が不安だったのは、

Rとのことを誰にも話さなかったことだ。

母にも親友にも誰一人にも話すことをしなかった。

だからRと付き合うことが

何かいつも罪悪感を伴っていた。

それにしても何故私はあんな言葉を信じたのだろう?

今思うと、それはただ単に私が欲しかっただけであって

決して私との結婚なんて考えてはいなかったのだと思う。

Rは19歳、私はまだ18歳だった。

何も分からず、全て親掛かりの私たちが

自分達の将来を考えていたなんて思えない。

私は今が幸せで今Rに愛されていればそれで良いと思っていたし

Rも今自分の性欲の捌け口が見つかった、

私という身近な存在がちょうど都合が良かっただけだったような気がする。

そういうことを思いもしなかった私って

本当に純情だったのだと思う。

今ならその裏にある気持ちを思うことが可能だ。

でも、SEXが何であるか?

またその結果どういうことになるか?

などと考えもしなかった私は

自分の将来にとって有益であるかどうかなどといった

打算的なことは考えることもなかったし

ただRに愛されているという実感だけを大事にしたかったのだと思う。

一言で言えば「未熟」そのものだったに違いない。

記憶の中でRの言葉が出てこないのも

私が本当の意味でRのことを見てなかったからだと思う。

記憶がいかに残酷であり

またいかに頼りないものであるか、

あれから30年以上の年月が経って

初めて分かった気がする。


スカーレット