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誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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イヌイさんとカイドウさん
2003年07月28日(月)

    パブロフの犬


 こちらがいくらさわやかぶったって、海堂には通用しないのは知っている。けれどこれはもはや無意識で。
恐らくこの自分の行動は海堂と今みたいな「仲良し」とかよべる状態になる為に努力していた頃についてしまった癖なんだろう。
ほら、やっぱり好きな子にはちょっとでも良くみられたいもんでしょ?
そりゃ姑息な手も色々使ってでも高感度上げてるけどね。やっぱり地道な努力もあって、そういう手は初めて威力を発揮するもんだからさ。

「お疲れさん。やっぱ俺の予想よりも頑張れるね、海堂は」
「フン、あんたが俺の事甘くみてるだけだろ」
 練習を終えた海堂の頭をくしゃくしゃと撫でてやったが、その手はすぐに払い除けられ、それどころか無言で睨み付けられた。
困ったように溜め息をつき、降参の意をしめして手をあげればさらにじっと見られた。目付きは結局変わらない。
 海堂の目付きはとてもじゃないが可愛いとは言い難い。鋭すぎる、と言っても過言じゃ無い。
でも俺はその視線も、嫌じゃない。
――まぁ、笑顔のほうがそりゃ可愛いけどね。

「何、ニヤけてんスか。アンタ」
「えッ、あ、俺ニヤけてた?」
「そりゃもう、思いっきり」
「はは、ごめんごめん、他意はないよ?」
「他意ってなんですか」
「ほら、可愛いな−とかそういう意味はないっていう…事、で……ってそんな睨むなよ、眉間に皺寄ってる」
益々眉間に皺をよせた海堂の顔を覗き込むように少し背をかがめて、にっこりと微笑みかける。そしてそのまま人指し指で眉間の皺に軽くふれてやる。
「せっかくだから笑っててよ、今近くに俺しかいないんだからさ?」
「……ッンなこと知るか!」
海堂は数秒静止したが、すぐに顔を真っ赤にして俺の手を叩くように払い除けた。
真っ赤になった顔を見られるのが嫌なのか、彼はふいと横を向いてしまった。

――知ってるよ? 海堂が俺の笑顔に弱い事なんて。そりゃもうとっくに。

けれど俺はわざとわからないふりをして、さらに海堂の顔をちゃんと覗き込む。耳迄真っ赤だ。
思わず出かけた可愛い、という言葉を喉元で飲み込む。言ったらビンタどころで済まない確立はかなり高い。俺だってせっかくのチャンスをわざわざ台なしにしたりはしたくない。
ばれないようにわざと問いかける。
「なに、どうしたの?」
「どうもしない!」
「ほんとにー?」
「ほんとだ!」
「……ふぅん?」
横を向いている彼の肩に片手を軽く置き、空いた手で顎をつかんでこちらを向かせる。海堂が抵抗できないように、間髪をいれずに唇すれすれまで顔を近づけて囁いた。
「でもそんな顔してると狼さんに食べられちゃうよ?」
「ッ……テメ……」
それ以上言われるまえに軽く唇を重ねる。一瞬だけ。そしてすぐに唇を離して小さく笑ってやる。彼がうろたえる笑顔で。
「好きだよ」
そう言うと海堂はさらに真っ赤になった。
 そんな表情をみながらも一瞬、もっと条件付けしていけば、そのうち俺をみるだけでこんな顔をしてくれるんじゃないだろうか、だなんてくだらない事も考えてみたり、した。
 それこそパブロフの犬みたいに。
 それもちょっといいかもしれない。

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何コレ、恥ずかしい…!(笑)
久々にこんな恥ずかしく…しかも寒い!
ていうか様々な点において惨敗だぜ乾海…!(いつも言ってます…ね…)
…ちなみに乾さんの笑顔が好きなのは 私 で す … !

てかゴクアクでもこの法則は通じますよね。むしろ私の好きなカップリングどれでもあてはめられんじゃねーの…?

つかほんとはパブロフの犬で長いのが書きたいんだけどちと余裕足りなくて無理かな…もっとシリアス調のやつを。
書きたいんだけどなぁ…読みたいんだけどなぁ。




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