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「……なんの嫌がらせだ?」 「は? 祝いにきたにきまってんじゃん、ねーあっくん」 「つーか何を祝うのかぜんぜんわかんねーっつーの」 「ちょ…………亜久津、聞いてなかったの? 俺の話」 「聞くも聞かねぇもてめぇ言ってねぇんだよ、バーカ」 「ちょ、まて話がみえないっつーの! 千石!」 「あーせっかくなのに南ちゃんおこらせちゃったじゃん、あくつのばかー!」 「はぁ?! 馬鹿はてめぇだろーが!!」 「えー違うでしょー」 「だから結局お前ら何しにきたんだって聞いてんだろ!」 「え、いや、南ちゃんの誕生日を祝おうとおもって」 「……そうだったのか?」 「言ったじゃない」 「言ってねぇよ」 「……誕生日…?」 「…………R-15指定解禁おめでとさん」 「あッ先に言うなんてずるい亜久津! …誕生日おめでと!!」 「……はぁ……あー……で? それだけか?」 「うん」 「じゃあ今すぐ帰れ」 「ええッ?!」 -- そんなやりとりがされればいい。 深夜の、日付変更直後の南の家の玄関先で騒ぐ三人。東方からはさりげなくメールがきていればいい。 …ごめん、いっぱいいっぱい無理でした……。 ふしぜんー。 おめでとう永遠の15歳。(あれ、年違うっけ…?)
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