なんか出てきたのでひとまずのっけてみる。 -- 2人分の重みにベットがギシ、と軋む。 「ッ………ンで…おま………帰れ、って…」 舌ったらずの小さな子供ような亜久津の声に、千石は少し驚いた顔をしたかと思えばすぐにあはは、と声をあげて笑った。 「でも病人の亜久津は可愛い。理由なんてそれで十分デショ?」 そして反論の暇も与えずに、噛み付くようにキスをした。 亜久津は抵抗しようとしたが、キスに気が散らされ、思うように抵抗しきれず、悔しそうに千石を睨んだ。 「ね、亜久津」 その、呼ぶ声が。 熱を、高めるようで。 亜久津は目を強く瞑った。 「……どうせ……やんだろーが……クソ」 「…………うん、ごめん」
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