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誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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変わり行く想いの重さ。
2003年05月22日(木)

***あれの没りそうな部分を抜粋。


千石は、可愛がっている後輩の一人であったはずの壇に苛立ちを覚えた自分に驚いた。
壇は一年生の中でも背が低く顔だちからしても可愛らしい容姿の持ち主であり、何事にも一生懸命に取り組む良い後輩の一人だった。
上級生の中でもとくに千石が可愛がっていた後輩だった。それはもう自他共に認める程度には、仲が良かった。
だがしかし、その状況は一転した。

 「亜久津先輩!!」
男子にしては、少し高いように思える声。その声が今亜久津の事を呼び、声の主は亜久津を追って彼のまわりをちょこまかと走るようについてまわっている。亜久津は心底困ったように顔をしかめて「うざい」だの「邪魔だ」だのと言っているが、その後ろをついてまわる壇は、そんな事はおかまいなしのようで、亜久津の名前を呼びながら彼の後ろをつけている。
千石はコート脇のベンチに座り込み、眉間におもいきり皺をよせていた。先程から続く原因不明の苛立ちをどうするかと考えていたのだが、ふと視界に入った亜久津と壇の姿をみた途端、思わず考え無しに思いきり声をあげて彼を呼んだ。
「亜久津!!」
亜久津は驚いたように千石をふりかえり、その横にいた壇もそちらを向いた。千石はニヤリと笑い、亜久津を手招いた。亜久津は数秒、どうするかを迷うように立ち止まっていたが、やがて千石のほうへと歩いてきた。やはりその後ろには壇がついてきていた。
「ンだよテメェ」
「どうしたんですか、千石先輩」
頭をがしがしと掻いて欠伸をした亜久津を見て、千石はどうにか次の言葉を捜そうと視線を彷徨わせた。
二人分の視線が痛く感じられる。けれど壇の問いかけは無視した。返答も見つからなかったし、今は彼と言葉を交わす気にすらならなかった。
言葉が見つからない。
ああはやく、なにか、なにか言わなくては。
焦る内心は笑顔の裏に隠れて見えないだろうが、少しはこちらの心情にも気づいて欲しいなどと思った。そんな事になったら、亜久津を引き止める事などおそらくできないのだろうというのに、千石は思わずそんな事を考えて、我ながら馬鹿だと思った。
「あー………………えっと……」
言葉を濁したのがまずかったのか、それとも唐突すぎたのかは千石には判断できなかったが、亜久津は眉間に皺をよせたままだ。千石は内心舌打ちをした。笑顔はもはや引きつったものになっている。全くどうしようもない。

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ものすごく繋げにくくなってしまったので、ここらへん没になるような予感がするの…。




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