小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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ふれあうゆびさき
2002年11月22日(金)

秋になったばかりかと思えばもう寒さで身震いしそうなぐらいの気温。
周りの人間は皆マフラーやらコートやら防寒対策をしはじめている。

ふ、と。

暖房のお陰で室内と外に気温差が生じ、曇り始めていた窓硝子から見えた影に気づき、冷たい金属の温度にも構わず、教室内の温かさが失われるのも構わず、窓を勢い良くあけて身を乗り出す。

「あーくつ!」

気づけば彼はやたらと早退が多い。
理由はよくわからないけれど、多分授業にでるのもつまらなく、寝ているのもつまらなく、外は寒いので屋上には行けないからではないかと千石は考えている。

赤いマフラーを首に巻いて、ズボンのポケットに手をつっこみ、少し猫背気味に歩く後ろ姿は、声に気づいてそちらを見上げた。
そこには三階の、のグランドから見れば右から四番目の窓から、オレンジ頭が手を降っているのが見える。

「もう帰るのー?!」

言う間も、千石は教室のクラスメイトに「窓閉めろ!」「さみぃっての千石ー!」だの、なんだのといわれ(それは亜久津にもかすかに聞こえた)、蹴られたか何かされたのか「痛ッ」だのという微かな悲鳴を上げている。

亜久津は半ば呆れつつも、軽く溜め息をつくと、右手をポケットから出して千石に拳を向けた。
そして親指をたてて地面を差す。

指は整った形で、細すぎもしないが、すこし骨張った印象をうける、が、その手袋をしていない指先は、彼の鼻先と同じく心無しか少し赤い。
元来色が白い彼に、その赤さはよく映えて目立つが、きっと本人はきづかないのだろうなぁ、と千石は思った。

「……手ェー…さむくないー?」

叫んで、千石は一旦身をひっこめると、自分の鞄を手荒に漁り、手袋を取り出した。その隙に窓を閉めようとしたクラスメイトの一人を軽く殴り倒し、再び急いで窓から身をのりだして、もうすでに後ろを向いて再び校門へと歩く亜久津を再度呼び止め、手袋を投げ付けた。
丸めて一つにされた手袋は、亜久津の手前に落ちる。

「貸してあげるからそれして帰ってー?」

千石が笑顔でそういうのを見た亜久津は「バーカ、」と言い返したが、体を二つに折るようにして手袋を拾った。長い指で手袋を拾うその仕草をみて、千石は満足そうな顔をした。

その赤茶の手袋が、亜久津の手を覆う。
亜久津は後ろ手で軽く、その手袋をした手をふりながら校門を出て行った。

その後ろ姿を、千石はぼんやりと眺めていたが、南に首元を掴まれ教室内に入れられると、寒がっていたクラスメイト達に一斉に文句を言われて苦笑いを浮かべるはめになった。
流れ作業のように南は窓をしめたが、教室内は先よりも冷えていて、すこし肌寒くも思えた。


帰る時になって、そういえば手袋は亜久津に貸したんだった、と冷えた指先を動かした。
「…でも俺が朝してたのを亜久津がしてったってのは間接的に触れ合えたって事かなー…」
「はぁ?何馬鹿いってんのお前…」
南が眉を潜めて聞いた瞬間、ガコン、と音をたてて缶が滑り落ちた。
ホットのコーヒー缶は触れると温かく、一つを渡された千石は、懐炉みたいだと、はしゃいだ声を上げた。

空を見上げればすっかり暗く。
しかし星はもちろんの事月も見えない空で。

「………都会の空はつまんないねー…」

この空を同じように亜久津が見ていれば嬉しいんだけどなぁ、と、南の存在を無視して一人ごちた。

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何が書きたかったのやら。
漫画にしたかったけど画力ねぇからいいやー、とかおもって…。

…書きたかったのはジェスチャーで、素手で(マフラー巻いてても手袋しなそうだから)地獄に堕ちろって言ってる(多分/え?)な亜久津。

そして気づけばタイトル無関係ぽくなった…なぁ…。

てぶくろといえば、…てぶくろをかいにっていうお話が好きです…かわいい話です…ごんぎつねのほうが好きですけどこれも好きです……あれが亜久津親子の話だったら悶えると思うんだがどうなのか…。
コアクツならすごくいいんじゃなかろうか…。
書けないし書かないけど妄想はできる…ぜ?
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下に一言フォームつけてみたり。
すぐ撤去するかもしれないけれど。
メアドとか名前とかなくても結構DEATH★




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