小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

http://www.enpitu.ne.jp/usr8/89649/

その甘さに麻痺する感覚
2002年09月28日(土)

ガタン、と後ろにあった机に音をたててぶつかった。
逃げ場がない。
千石はそのまま亜久津の腰に手をまわし、耳もとに唇をよせる。そして右手は制服のチャックを下げはじめる。
「逃げないでよ…」
囁きにびくりと身を震わせると、千石はクス、と笑ってそのまま机に亜久津を押し倒す。背骨が無理な体勢に微かな悲鳴をあげる。
「…ッ、」
「あ…この位置だと腰痛い?」
黙って頷く亜久津の体をすこしもちあげ、亜久津を机の上に座らせ、自分も机にのりあげる。その間に窓際においやられた亜久津が、カーテンに身を隠そうとした。
「何、はずかしいの?大丈夫だよ、誰にも見られないって…ね、」
千石はカーテンに伸ばされた亜久津の手を掴み、首元にキスをした。
「ん…、」
亜久津はくすぐったさに声をあげる。千石のさらさらと落ちた髪の毛が首筋にかかり、酷くくすぐったさを誘う。
「…亜久津のそういう声、スゲー好き…」
千石はそう言って閉じられた亜久津の瞼にチュ、と音をたててキスを落とした。


この甘さで感覚は麻痺していく。
何もかもが痺れて、判らなくなる。
わかるのはただひたすらにこの甘さだけ。
しつこくて、温かい、病み付きになるような、甘さ。

手を伸ばしたら最後、その手をつかんでもっていかれるような気がした。

もうまともな感覚なんかは残っていないのだけれど。

--
うー……まとまらなかった……。




BACK//NEXT//LIST

フリッカー