神様、僕はまだ許されていますか。 僕はまだ、貴方に愛されていますか。 神様、 僕はまだ許されていますか。 部活の帰りに駅前のファーストフード店で2人揃って軽食を食べた。 雑談を交えながらのこの時間は、限り無く永遠に近く感じられ、同時にはか無さも付きまとわせている。 終りがないものはないのだ、はじまりには必ず終わりがある。 終わりのないはじまりは無い。 永遠は無い。 「…また、髪は伸ばさないんですか?」 「ぁあ?髪、ねぇ…あーわかんねぇなーうざってぇしなー…」 宍戸はそう言ってガシガシと頭部を掻いた。隣の鳳は少し残念そうに視線を落として「綺麗だったのに」と呟いた。 その言葉に宍戸は眉を潜め、睨むように鳳を見た。 「………何言ってんだよ」 「……ずっと憧れてたんですよ、オレ、宍戸さんの事」 「は、尊敬…ねぇ?…つーか、お前がこの髪切りそろえたんじゃねぇかよ」 「……そうですけど、すごく、残念だったんですよ、切るの、」 「………そんな綺麗な髪でもなかっただろーが、女じゃねぇんだし」 宍戸はすこし苦笑を浮かべた。つられるように鳳も苦笑いを浮かべる。 嗚呼神様、 貴方に背くような感情を抱きました。 好きになってはいけない人を好きになりました。 僕は貴方への罪悪感とその感情に押しつぶされてしまいそうです。 貴方に背き無くはない。 貴方を裏切りたくもない。 それでも僕はあの人を好きになりました。 気づいた頃には後戻りできないぐらい好きになっていました。 「先輩、」 別れを惜しむように声をかける。それは宍戸もわかっているはずなのだが、宍戸は嫌なそぶりも見せず、いつものように振り返った。 「なんだ?」 「…………また、明日…」 それでも引き止める事は出来ず、鳳はにっこりと笑った。宍戸も同じように笑い返し、軽く手を振る。 「…ぁあ!事故に気ィつけろよ!」 やわからな笑みに、切なさをかき立てられるような気がして鳳は目を瞑る。宍戸はまた背を向けて帰り道を辿って行く。 そして鳳は、まるで夕焼けに消えるように消えて行く宍戸の背中を見ながら、首から下げている十字架を握りしめた。 金属の冷たい感触が何時の間にかじっとりと汗ばんだ手のひらには心地よかった。軽くそのまま十字架にキスをする。 許されていますか。 許されますか。 僕はまだ貴方に許されていますか、愛されていますか。 僕はまだ貴方を愛していてもいいですか。 愛していてもいいですか。 神様、 僕はまだ許されますか。 許してくださいますか。 僕はどうすればいいですか。 僕はまだ貴方に許しを請うても許されますか。 嗚呼、神様。 -- 好きだ好きだ濱マイク…!(うるさい) 一分間700円。すごい良かった。ていうか好きだ。 私は永瀬さんも浅野さんも好きなの…! 話もやばいぐらいツボだったの…! 今週のビデオは永久保存決定。つうかDVD欲しい…欲しい…! -- 初・鳳宍。 うへぇ中途半端!(笑) 書きたかったんだ…コレ、ずっと。 そしたら濱マイクで似たようなくだりがあって…! これはチャンスとばかりに書いてみた。 前からずっと鳳=クリスチャンのはずなので、宍戸を好きな事、神様に懺悔でもしてんのかな(でも後悔はしないし悔い改める事なんてしないしできない、だから苦しんでる)、とか思ってて。 宍戸はどうしたらいいかわからないから、そういうことで困ってるのに、それを隠す鳳に合わせるように気づかないふりをしてる。 ……クリスチャンって男色(てか同性愛)禁止だよね…?あれ…違かったっけ…?仏教は違うけど。 …違かったら半分以上成立しないんですけどこの話(笑) ていうか神様じゃなくて主よっていうんじゃねぇのってツッコミは却下で。 -- 木曜洋画劇場「ヴァンパイヤ 最後の聖戦」を見てます。 …来週はスリーピー・ホロウですよ…!ジョニー・デップ!(うるさい) 楽しみだ…マジで今から楽しみだ…! いや、これも好きだけども。 …ていうか声を聞いた瞬間「野沢那智…!」とか素で叫んでしまった…や、野沢那智好きなのですよ…(だってナッシュの声もアンデルセン神父の声もあててるんだよ…?あの声だよ…?好きに決まってんじゃん…!/笑)
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