それが無意識なのなら君は罪深い罪人だ。 「オイ千石」 「なぁに?」 「邪魔」 「わ・!」 ソファーに寝転がっていた千石は、バスタオルで頭をガシガシと拭きながらリビングにやってきた亜久津にドサリと音を立てて床に蹴り落とされた。 両親とも出張で留守の千石の家に泊まりこんで三日目。もうすっかり家の間取りもわかり、亜久津は自宅のように生活している。 「いったいなぁ…もー何すんのさ」 「邪魔だっての」 「どいてって言えばいいじゃん」 「うるせぇよ」 亜久津はソファーにもたれかかり、そのまま座った。 「………まぁ、いいけどね、うん」 そう言いながら、千石は亜久津の隣に座った。亜久津はバスタオルを肩にかけ、ソファーにもたれかかると目を閉じた。 「……疲れた」 「じゃあマッサージしてあげよっか?」 「お前のマッサージはマッサージじゃねぇよ」 「何、かってに感じるくせに」 「ッ!それはテメェが…」 「なぁに?」 千石はニヤリと笑い、上目遣いで覗き込むように亜久津を見る。 「………ッ…もう寝る!」 「なに言ってんのさ、まだまだ夜はこれからvお楽しみもこれからー、でしょ?」 「知らねぇよ」 パシ、と千石の頭を軽く叩き、ソファーから立ち上がろうとした亜久津の腕を千石が掴んだ。 「言う事聞かない子はお仕置き」 そしてそのままぐい、と思いきり腕をひっぱり、倒れ込んできた亜久津の体を抱きしめ、耳もとに唇を寄せる。 「俺の家に来ておいて覚悟してないわけじゃないでしょ?そういうコト、はさ」 亜久津がびくり、と反応するのを見て千石はくっくっと笑い、さらに耳もとで息を潜めて囁く。 「イイコトしよう、ね?」 首元を舐めあげると、亜久津が声をあげる。 「俺だって三日もしてないんだし、そろそろいいでしょ?おあずけって辛いんだよー?」 「ぁ、やめ、ろって…の!」 「イ・ヤ」 服の上から亜久津の腹部から首筋にかけてそっと触る。 びくびくと怯えるように肩をすくめる亜久津の額に、千石はキスをする。 「そういう反応って誘ってるようにしか見えないんだけど?」 「ちがう、!」 「違くないでしょ」 それが無意識なのなら君は罪深い罪人だ。 まったく狡い。 無意識のうちに人を誘うなんて。 視覚でも、嗅覚でも、聴覚でも、全部全部君に反応してしまう。 「…俺さぁ、ちょっとした事でもドキドキしちゃうわけよ、亜久津の事なら」 無意識なのだから君は罪深い。 「………」 黙り込んで顔赤くして俯いて泣きそうな顔するのがわざとじゃないのなら。 「…ずるい、よ亜久津は」 無意識は罪だ。 -- 近頃消化不良物ばかり。 あれだ、台詞だけで書きそうになってしまう…。そんな、私がそんなの書いても私以外通じないよ、雰囲気とか場所とかわからないよ…きっと究極の自己満足だよ…! なんかそんなこんなでちょっとやきもきしてる。 でもそれを褒めていただけるとやっぱり嬉しい。 うん、嬉しいけど、少しだけ、切ない。 複雑ていうか欲張りだけども。 -- ドニー・ダーコ面白そう…見たいなぁ… なんかこういうの前になかったっけ…漫画で…アフタヌーン四季賞かなんか…あー…でもよく思い出すと結構違うか…。 妄想(空想)と現実がごっちゃになってる感じがすごく好みっぽくてな…。 ていうかフランクが好みでな…(エ) …友達とはバイオハザードかインソムニア見たいねーとか言っとるけども。 ……いやしかし金あるかな…ひぃ;
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