ゲームをしようと言い出したのはやはり千石だったのだが。 耐えられない、と先に思ったのもやはり千石だった。 「みーなみーーーーーー」 「…………何だ千石」 「………しんどい、なァ……」 「…まだ二日目なんだろ…」 「だってさー……」 「大体お前自分で言い出したんだろ?『一週間会話もせずに何もせずに全くの他人になりきってみよっか』って」 「…………うー……でもこんな辛いと思わなかったんだもん……やばいなー…亜久津なんて普通にケロっとしてそうだもんなー…」 「……それ負けた方は、」 「俺が負けたら今後一切関係しない、亜久津が負けたら俺に御褒美。」 「………お前さ、自分で自分の首絞めるの好きだよな」 「…だってこんなさ、」 「何」 「………こんなに俺亜久津に依存してたんだなー…、って始めて思った」 「…前からそんなじゃねぇの」 「…本人の意図する所ではないのだよ、南ちゃん」 「………あっそ」 「冷たいなー…暇つぶしにつきあってよ!」 「俺も忙しいんだよ!見て判んねェのかよ!」 「キヨたんは暇なの、遊んでよ」 「嫌だ」 「………つまんないなー…何して遊ぼ…」 「部活中なんだから試合しろ千石ッ!」 「怒んないでってばv」 はっきりいってここまで自分にダメージを与える事になるとは思ってもみなかった。 しかし同じ学校内、すれ違ったり姿を見かけたりする事は多々有るもので。(しかもそういう時に限ってそんな回数が増えるのだ) 「…死にそ…」 -- なんかこれはあんまり書く気がない。ただこういったネタがあったなーと自分とのうろ覚え大会。 本当は元々ルサン用のネタだった気がする。
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