母のタイムスリップ日記
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| 2011年11月22日(火) |
14.5年前の母のひとこま |
朝 熟睡していた。 デイの迎えが遅い日なので 慌てなくて済むぎりぎりの時間まで寝ていてもらった。 全ての準備を済ませてから母を立位介助。
「う〜ん。いまひとつだなぁ」って感じ。 ゆっくりゆっくり朝の介助。 着替えもトイレ誘導も洗面も整髪も食事介助も…。 笑いも出て 視線もそれほど泳がない。 でも何となく危うさを感じて ご飯一口を残して終了。
暫く椅子に座っていてもらう。 静かにしていれば何とか落ち着いている。 迎えのくる5分前玄関に移動。 外で車のエンジンの音 ドアを開けるとデイの車が止まっていた。
車椅子に移乗していたら 私をみて泣き出す母。 「家に居たいよね。ごめんね。帰り待っているから」と送り出した。 職員にも連絡帳にも「いまひとつ…」と記入。
母を送ってからも気がかりだった。 が無事過せて 夕方帰宅。 危うげなのは 朝と同じ。 トイレ誘導で「大」排出少量だった。 好きなみかんを食べて貰ったが時折口を開かなかった。
夕食もゆっくりモード。 大根の味噌汁 野菜の煮物 鳥ひき肉のあんかけ団子 切り昆布の煮物 途中げっぷが出たので更に用心深く介助。
休息をして その後口腔ケア。また休息してトイレ誘導。 洗濯物たたみの見守りをして貰い 就寝。
日中 箪笥の整理をしていたら 古い手書きの日記が出てきた。 14.5年前の母の介護日記だ。 細かいやり取りが書いてあり噴き出してしまった。
以下帰宅願望の強い頃の日記 おそらく今の要介護2の始め位だろう。介護保険前でデイサービス週2利用始めたころだ。
〇さん(私の夫)とは男と女。 お母さんから 男1人と女1人で一緒にいてはいけないときつく言われている。だからわたし帰ります。 …ここできっと「何言っているの?」と状況説明をしたのだと思う… 迷惑をかけているから帰ります。もう2度と来ません。ごめんなさい。
別の日 …帰宅願望が強かった日なんだろう。電車が混んでいて切符が買えないといったのだと思う… そんなに電車が混んでいるなんて今までなかったね。不思議だね。仕方ないから立っていこうかなぁ。
別の日 夫が仕事に出かける時 「長い間 本当にお世話になりありがとうございました。今日 家に帰ります」と挨拶。 自分の部屋に入り荷物整理を始める。
「もう少しいたら」「この間帰ったばかりでしょ」「1人で帰すのは心配よ」 「迎えに来るまでまっていられないかな」とゆっくり話しかける。
20分もしないうちに「帰る…」が始まる。
「ちょっと用事が出来たから出かけるよ」というと「うん」と返事して1時間ほど散歩。戻り道になると「夕方の電車は何時かしら?」 こんなくり返しの後 夕食後 また 「お前には迷惑をかけたね。今日帰るよ」 その後部屋から 鼻をすすりながら泣いている気配。 「今日帰ろうと思うけれど お金がない」と泣いていた。 …この頃「お金がないから交番に行ってお金を借りて帰る」という事も度々あったと記憶している…
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