母のタイムスリップ日記
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母は機嫌よく目覚めた。 体温は 35.5度。咳なし 鼻水なし 食欲もいつも通り。
デイの迎えの職員に「外出するので帰宅がぎりぎりとなる」と伝えた。 「行っていらっしゃい。送りは時間調整します」と言ってくださった。 ショートからの経過を伝え 入浴が出来ていないので できれば入浴を希望」とも伝えた。 「様子をみて 対応します」と前向きの言葉を戴いた。
仲間と昼食を一緒に頂き 更に他の仲間と落ち合って電車に乗った。 施設に着くと担当職員が丁寧に挨拶くださり 最初にオムツゼロに到るまでのお話をパワーポイントを使って説明くださった。 オムツゼロにできた事で職員の志気が高まったそうだ。
当事者の症状が改善されて良い方向に向かった時 職員の志気が高まる様子を目の当たりにした事があるので この職員の話に嘘はないと感じた。
症状が改善された時には気力が上を向くのは 家族だけでなく職員も同じなんだなぁとつくづく感じたのだった。
さて 実際どの程度の人がオムツを外せているかを伺うと125人中123人がオムツをしていないと言う。 介護度の低い人が多いかと思いきや入所者は3.4.5度の人が70パーセントを占め こう縮の始まっている人もオムツはしていないそうだ。 歩行できずに入所してきて 大概の方は3.4日でオムツとおさらばできていると言う。
外すための工夫はいろいろあった。 特に腹圧をかけて排泄する必要があるので 便座に10〜15分座る必要がありそのための工夫を職員が試行錯誤して作り上げた。 それは知っていたのだが それが今では製品化されて販売されているとの事だった。まだ介護保険も効かないので2万円をチョイ超える額だ。
座位を保てない人を在宅で介護している人ならトイレで座位を保つ困難さは直ぐに想像できるだろう。 横に前に後ろに倒れるので目を放せない。 でもこれを使えば心配ない。
自然排便なので下剤を使わない。 「下剤を使わなければ便秘してしまうよ」と多くの人は思うでしょう。 でもまさにこの下剤を使いたくないという職員の強い思いからオムツゼロの動きになったのだそうだ。
下剤を使わないと言う方針に医師が賛同してくれたのでできた事でもあると思う。
実際 オムツを外せない人は 高次脳障害があり使う薬の関係でどうしても下剤が必要という人だけだそうだ。
トイレ誘導するための工夫はいろいろあった。 1つが歩行。 職員2人がかりになるが歩行器を使うので抱え込んだりする必要がないようだった。 これで大概の方は歩行可能になるという事だった。 歩行器は当事者に任せるとツーと先に勝手に動いてしまうので2人がかりなのだそうだ。
見学してみて これで歩行訓練や特別な対応し指導管理が徴収されても合点が行く。
施設を出てから「職員も入所者も活き活きして顔色が良かったよね」とみんなの率直な感想だ。 トイレ誘導の回数は 他の特養と変わりないそうだ。
急いで家に戻って荷物を置いたところに母が帰ってきた。 順番を変えて送って時間調整してくださったようだ。 今日は おひな祭りで甘酒を飲んだりアラレを食べたり...と行事に参加できたそうだ。入浴も出来たようだった。
母のおしゃべりも快調である。
昨日日記の後半に書いた「おひなまつり」 夫に「明日は出かけるから五目寿司というわけに行かないので海鮮寿司にするわ」と言い訳をしていた。 母にもハマグリのお澄ましと海鮮寿司の夕食。 アカペラで「ひなまつり」をご披露しながら...。
さて肝心のオムゼロにしていく工夫は 明日の日記へと続く。
少なくとも入所者の活き活きとした表情に圧倒された。 私も母を施設に託した経験があり 今日の仲間は皆特養の実態をよく知っている方たち。 みんなが「うちの地域には無いよね」とガックリ。
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