母のタイムスリップ日記
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夫も休日なので 朝はいつもより30分寝坊した。 洗濯機を廻しながら 朝のひと通りのことを終えてひと休み。
昼食前に 母の入浴介助。 やっぱり 気持ち良さそうである。 施設にいた頃は 入浴時には泣いたりしたものだが いまは湯船に浸かるといい気分の様子がみてとれる。 もともと お風呂が大好きで ちょこっと拒否しても「入ってよかった」と言うくらいだったのだから...。 我が家の湯船は半分埋め込んであるので湯船の高さの椅子さえあれば 何とかなる。 湯船の底には 滑り止めマットを敷いてある。 今は 介護仲間から譲り受けた椅子を底に沈めてあるが これがないと困る物ではない。
変わったのは 洗髪から身体を洗うまで全て浴槽の中で行う。 最後にお湯を抜きながら シャワーする。
だから浴室には 介護用具はなくとも何とか間に合う。 でも誰もが出来る事ではないので 真似は禁物です。
私にとって 入浴介助は 今のところ大変な介助ではない。 でもこれが毎日だったら…どうだろう?
「負担かな?」と思うのは 夜間のトイレ誘導かな? 後は 母の食事を作って介助する事が負担かもしれない。 でも 自分を含めて家族の夕食を作る人がいるなら 負担ではないかもしれない。
夜間のトイレ誘導をポータブルに切り替えると少しは楽になるのかもしれない。ただ 夜間も含めトイレに移動することが歩行訓練になっているので まだポータブルを使うつもりはない。 出来れば トイレがもう少し広く 便座が高くできれば少し楽できるかもしれないなぁ。 狭い故に 壁に立たせて下着を上げたりできるのでメリットもある。 トイレも介護用具は何もない。
トイレには ワセリンとゴム手袋と手製のウォシュレットと薄めた石鹸液と専用タオルとポップアップ式の体拭きと薄荷油が置いてある。 他にスーパーの小さい方の袋と替えのトレパンとパット。
ベッドの回りにも食卓の周りにも介護用具はない。 食卓の椅子には クルッと回転するマットがありました。これは施設にいる時から使っています。 ベッド脇にある椅子には 滑り止めゴムを敷いていました。
ベッドに柵はない。 この8ヶ月の間 ベッドから落ちそうになったことは1度もない。寝返りが打てないのだから落ちる事もない。
お粥釜は 介護仲間から戴いた。有効に使わせて貰っている。 浴室の滑り止めマットも介護仲間から戴いたものでこれも重宝している。
あらら 入浴のところから脱線してしまった。 つまり 我が家での母の暮らしは 要介護5であっても 福祉用具にあまりお世話になっていない。 これがベストと思わないで欲しいですが でも何とかなっています。 後は 母と同室で眠る事くらいです。
さて 入浴後 夫に運転して貰ってドライブに出かけた。 「遊びに行くよ」と伝えたら 母の表情がパッと明るくなった。 今日は 初期のころ毎日お散歩していた河川敷に出ました。 土手の上には車は入れないので 車を降りて車椅子に乗り換えて…。 広々とした景色が好きな母だったので 連れて行きたいと思ってた。
外は暑いけれど でも吹く風に秋を感じた。 母も気持ち良さそうに 広々とした景色に見入っていた。 土手のスカンポの葉に手を伸ばし触れていた。 スカンポを折って母に持たせたら 大事そうに撫でてずっと持っていた。
それから スーパーまで車椅子を押して出かけ 久しぶりに母とお買い物。 夕食の時間が迫ってきていたので 夕食はお刺身にすることにした。 実は 昨日コロッケを作る筈が カレーに化けました。 今日は 午前中にジャガイモをゆでて 玉葱を刻み ひき肉を炒めて コロッケの形に纏めるところまでの作業は済んでいました。 後は 小麦粉とパン粉を叩いて揚げればよいだけだったのですが時間が足りないと思い 急遽お刺身に替えました。 今日もコロッケでは ありませんでした。 でも明日は 必ずコロッケです。 何でもそうですが 家で作った物の方が美味しいのです。 例え冷えてしまっても…。
夕食介助も終えて 母は眠そうな表情なのでトイレ誘導後着替えてベッドへ移乗。 今日の夕食はいつもより1時間遅れ 就寝も遅れました。
失敗は ドライブに出かける時母用の水分を準備し忘れてしまった。 そこでコンビニに立ち寄り お茶を購入。 本来トロミ剤を少し使うところですが コンビニにはないので少量ずつお茶を飲んで貰いました。 噎せずに飲めました。母も「待っていました」とばかりに 沢山飲んでくれました。
そんなこんなで 1日が過ぎました。 まだ暑いのだけれど 秋を感じて1歩前進でした。
夫は 初めて母への介助を目の当たりにして驚いていました。 勿論 介助している私をみて「大変だな」とは言いますが そこでおしまいだったのです。 特に 驚いたのは 食後の口腔ケアでした。 入れ歯を外して洗浄後 歯ブラシでゴシゴシ。 その後 大きな綿棒で口の中を綺麗に拭いて その後口腔ケアの液体で仕上げ…。一連の介助をみて「どうして?」と質問された。 「誤嚥性の肺炎の予防」というと「肺炎」って風邪から引き起こす物ではないのかと…。そこで あれこれ説明したら納得していました。 その後 介護保険や施設のこと病院に入院するとういう事に話に移って行った。 いつもは「おれ 長生きしないから…」と言う夫ですが「ほう」「えっ?」と驚きの連続。介護の領域に入る前に少し認識を持って貰えた事は ちょこっと収穫でした。 「何れわが身も…」高齢者と共に暮らしているとそう思わずにはいられません。夫が全て判ったとは思えませんがねぇ。 私だって 全てが判っている訳ではありません。 母と共に歩んでいると いろいろと教えられます♪
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