母のタイムスリップ日記
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2010年09月04日(土) ギュッと押し込む


 奥様を看取られた介護仲間が 手芸材料を持ってみえた。
雑然と纏めてある其の荷物をみて 想いがいっぱい詰まっている物を整理するって 苦労も多かったのだろうなぁと思った。
またこれだけの物を残された奥様の当時の想いが想像できて胸がキューンと締め付けられた。

ご家族が認知症と気が付くよりもっと早い時期に認知症は始まっていたのだろう。

母のことを振り返えってみると「あ あの辺りからだったんだな」と思う。
母にも未完成の編み物や衣類があった。
割りに早く気付いて 父の遺品の整理もしていたこともありそれらの物は大分処理した。
母が1人で整理できるように荷物を減らしたのである。
箪笥も外から見て判るような工夫をしたし 帰省の折には 散らばってしまった箪笥の中身を元に戻していた。

そんな経験から 介護仲間の持ってきてくれた荷物に本人の叫びが詰まっているなぁと感じたのである。
母と同じ施設にいた事もあり認知症となってから周辺症状がかなり強いなぁと感じてた。
でも 優しさも感じた。
「あなた優しいのね」といってくれたまなざしに 発症前の人柄が感じられたのである。 「ありがとう」と言う言葉もちゃんと言えた。
プライドが傷つけられる事は嫌で 自分で出来なくなっている事を知られる事を本当に嫌がった。
それは 母にもあったが その方はもっともっと強かった。

届けて貰った手芸材料は フリーマーケットに出展して会の費用に当てたり デイサービスの手芸に使って貰う予定である。
他に布などもあるので それもこれから運んで来て下さるそうだ。
何しろ2世帯がゆったりと住めるスペースに荷物がいっぱいだと...。

詳しくは書けないが 今後のことも含めお話下さった。

明日はお食事会。
今日は いろいろの想いが過ぎり 気持ちが揺れた。
でも おめでたい事なのだから 気持ちを切り替えるように努めた。

自分も許されて生きているのだから心を広くしなくちゃ...と思いながらなかなか穏やかになれない自分が哀しい。


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