母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2010年04月03日(土) わぁい!


天気予報では お花見日和。
朝から母の身体介助を順繰りに。
外出予定なので「大」のトイレ誘導は必須。

10時半には家を出ようと思ってたが 結局1時間近く遅れた。
昼食までには戻る予定だったが 場合に拠っては遅れることもあるかもと思って バナナと水分だけは 追加で準備した。

行き先は 罹りつけの医師。
車椅子を押して行くのだが 急な坂を下りたり上ったりは避けたい気分。
そこで いつもと違う道をコースに選んだ。
車椅子では初なので ちゃんと車道と仕切られた所を押して行けるかちと心配だったが 大丈夫だった。

川沿いの道は桜並木があり ゆっくりと眺めながら 対岸の景色を楽しんだ。
でも母は 遠くの桜にはなかなか目が行かない。
途中から桜並木の下へ道を替えてとっとことっとこ。
診療所へ上がる道があったのに遊歩道が工事されて出口がなかった。
ぎりぎりまで行ったら3段の階段の所だけ残っていた。
歩ける人はいいけれど 車椅子には不便な直し方だなぁとブツブツ。
でも ちょっと乗り越えられないかと階段に向き合って車椅子の前をよいこらしょっと持ち上げた。
すると工事の中の警備をしている人が「お手伝いします」と前輪を持ち上げてくれた。
…えへっ!ちょっと期待していたんだ。ずるいね…
勿論 感謝!

診療所に着いたら 知り合いに出会った。
「お元気そうですね」から始まって あれこれとおしゃべり。
診察を受けた時の血圧測定で 血圧が高くて 医師も私もびっくりしてしまった。思い当たる事が2つ4つある。
普段は ここまで高くなることはないと伝えたが 事実上がっているのだからねぇ。医師も心配して下さって「万が一もあるから 24時間対応の医師に代わったら…」とよい対応をしてくださる医師の名前を挙げてくれた。
勿論 その医師の評判は 聞いている。
娘が幼い頃には その医師に看て戴いたこともあるし 地域のことでの話し合いの時にもお逢いしており「介護者の会」の必要性を感じてくれた医師でもある。

診察を終えて薬局で薬の処方されるのを待っていた時 母の名前を呼ぶ方がいた。デイの職員だった。
母はデイの職員から評判が高く人気者であると話してくださった。
おそらく 認知症になってからの病歴が長く その割りに元気であって高齢であることが人気なのだろうと思う。
「家族の介護がよく栄養状態もよいからだろう」とみんなで言っているとも。
しかし 家族としての対応は けして良いとは言えない。
他の介護者が医療面で細かく対応しているが 私はそうではない。
家族しての勘と母が可愛いと思うそれだけである。

食べる事も排泄も 母の様子を見ての対応である。
下手をするとせまい見地での対応と言われるに違いないのである。
頑張りすぎず 手の抜けるところはしっかり抜いて…である。

薬が処方されるまでの暫くの間 その方は母のそばにいて話しかけていてくださった。それだけで 心に掛けていただいていることを感じいってしまった。
勤務時間外でここまで関わって下さる方は まずいない。
デイでの専門職としての対応が適切なのかは 判らない。
でも そこに普通と違う優しさ見たいな物があると感じた。
私は 介護には 寄り添う優しさが1番の薬だと感じているのである。
ちょっとした失敗をした時に「ごめんね」と謝ってくれているだろうと感じるのである。それを感じたら 少しの失敗は「誰にでもあるからね。どーんまいん」と思える。
それは 優しい言葉を掛けると言う事とは違う。介護者に媚びるのでもない。
微妙なニュアンスが漂うのである。
そういう距離感の持った人に出会うとホッとする。

おそらく こんな考え方をするのは私くらいかも知れないが…。

そうそう 医師に訪問医療の話をされたと言ったら「この状態では まだ 通院でもいいでしょうに…」とも言われた。
そうなのだ まだ 往診を受けなくとも行けるとも感じている。
ただ 終末期に関わってくださる医師には今の母の状態も知っていて欲しいと思うこともある。
そいすることで 終末期の関わり方を感じ取って戴けそうな気もしているのである。

薬を頂き職員とも別れて「どうしようかな」と考えた。
行きの道 車椅子を押して帰路も車椅子は ちょっとしんどいかも…と思う。
でも昼食も早くしてあげないと…。でも お花見もゆっくりできたらいいし…。
揺れに揺れて うろうろ。

思い切って 昼食は外食しようと思った。
いつもはお粥さん+ご飯だけれど とろろと豆腐と刺身があれば何とかなる。
そこで 夜は居酒屋になる定食屋さんに入った。
店先のメニューをみるとカレーもあるので「ソレッ」と入ったが 店内にあるメニューには 豆腐・山掛けご飯もあるではないか。
そこで チジミと豆腐と山掛けご飯(ひれかつ付)
母も私も 何とか 昼食にありつけた。 
水分は 家を出る時準備したもので…。
持ち込みは良くないだろうけれど 背に腹は替えられない。

お店を出て 迷わず車椅子を押して帰路に着いた。
勿論 川沿いをゆっくりと桜を愛でながら…。
結構な人で賑わっていて 撮影する人も大勢。

母はキョトキョトしながら…。
さ・く・らも見ていた。
今年は 通院の道すがらではあるけれど ゆっくりのんびりお花見が出来た。

往復の車椅子押しも母の穏やかな顔と桜の花に力を貰って あまり負担に感じずに済んだ。

予定より大幅に遅れて家に着いたので 残り物を使いながらの夕食。
白子の味噌汁の白子を除き ほうれん草のおひたしをたっぷり入れて シュウマイと豆腐と温泉卵とエゴと大根煮。

夕食後むっつり加減だったので眠いのかと思った。
でも寝るには少し早いので トイレ誘導して寝室へ移動。
その時 ギュッと抱きしめて「おらいのうちの大事な〇ちゃん」と幾度か囁いてみた。するとニコッとするではないか。
車椅子を押していると接してはいるんだけれど 顔が見えない。
向き合う時間が足りなかったかと反省。

それから暫く そばで洗濯物を畳んだりした。
その間ニコニコ笑顔。
食後1時間以上を経過して 本当に眠そうになったので トイレ誘導後ベッドへ。直ぐにzzz。

春を満喫した1日となった。


はな |MAILHomePage

My追加