母のタイムスリップ日記
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介護仲間と気分転換へ出かけた。 無理のない時間でのお出かけだが 山と言う事で足腰の不安のあり介護中の方の参加は少なかった。 そろそろ梅雨もあけそうな気配。 その上 気温も上昇しているので無理もないかもしれない。
それでも 最近ガンの手術をなさった方で介護中の方が参加くださった。 ご自身は 歩くのが好きだが術後は1人で出かけることもなくなっていたということだった。
ご本人を連れて参加を考えていらした方もいたが 巻き爪を痛がり歩くのは大変かもしれないとキャンセルなさった方もいる。
電車から望む西の山々は薄青く重なり合って夏景色。 ケーブルを使って山腹まで上がっただけで ほほにあたる風は心地よくなった。 出発の頃には 今にも振り出しそうな空模様だったが 次第に雲が切れて青空も見えた。 白っぽく霞んだ景色ながら 見通しはまあまあ。 見上げれば 青いもみじの葉が風に揺れて 涼しさを誘う。 山百合が凛として咲いているのも頼もしく感じた。 桔梗の花が涼しげに咲いていた。ちょっと早いかしらと仲間と話題になった。
介護に行き詰まって 気分転換に母を連れ 度々この場所まで足を運んだことがある。 おそらく施設に入所してからだって一緒にきていると思う。
もっと遡れば 母がデイに行っている間に人ごみを避けて 束の間の気分転換にも来ていた。
木々の緑に鋭気を戴いて ふもとに下りた。 勿論 同行者に合わせてケーブルを使ったけれど…。 それでも 充分気持ちが解された。
ふもとでみんなでおそばを頂き予定より早目に引き上げた。 疲労を明日に残さないための知恵である。
思うほどに行事を取り入れられないが 回を重ねていく事でもう少し気軽に出かけられるようになると思う。
仲間の方が「これで 1人で外出してみる自信がつきました」と話されていたことが印象に残っている。 それぞれが 自分のペースで多少の無理をしながら楽しむ時間を作るっていい事だと感じた。
参加した方は 50歳代から80歳代の方まで様々。 辛い別れのあと自宅に篭りがちになっている方もおいでだ。 1人になっても楽しんでいい。 そうでないと先に旅立たれた方だって心配なさる…と思うのだ。
自分の老いて行く先の学びは そういった皆さんに教えて戴いている。
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