母のタイムスリップ日記
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「ありがとう♪」「頑張っていますね♪」「偉いですね♪」
母が言葉を発することが激減した頃から こちらの気持ちを短い言葉で伝えたいと思い この三つの言葉を意識して使うようになった。
時折 お元気な方にも伝える時があるが…。 今日 ベットで過されている方で 母よりももっと重症期に入っておられる方の耳元で囁いた。 同時に 指から手首と順繰りに撫でて差し上げた。 すると だんだんに表情が緩み固まっている指が開いて力が抜けていった。力ずくで開こうとしても開くものではない状態。 ほんの5分ほどの時間だけれど その変化を見せて頂き嬉しかった。 言葉を発することもないのだが でも「話したい事があったらお話してね。ちゃんと判るからね」と伝えさせて貰った。 一瞬 口角がキュッとあがった。視線もしっかりこちらに向けて…。 「伝わっている!!」 スキンシップと視線を合わせることと話しかける事はどういう状態でも大事なんだなぁ〜。 母の面会の合間の短い時間だけれど…教えられる事が多い。 本当に感謝である。
母の所には 昼食に少し遅れて到着。 もう目線で追ってきた。 職員は 母ともう1人の方の2人を介助なさっている。 バトンタッチして母の介助に入った。 今日はスローペースだが ゆっくりと噛んで居眠りはなかった。 笑顔も見せ 話しかければ頷いて返事してくれた。 食事は80分くらいで全量摂取。お茶を飲むのに手間取ったが それでも水分も含めて全量摂取できた。
それから 家から持参した黒糖生姜を作った。 昨日はペットボトルに入れて職員に託したが 冷蔵庫に手付かずで残っていた。 それは 廃棄して 保温ポットにお湯を入れて持ってきたのでそれで作ったのだ。勿論 とろみ剤も持参。 母はおいしそうに飲み始め 自力でコップを持って飲み始めた。 お茶には拒否が多かったが こちらは積極的に飲んでくれた。
その後 トイレ誘導。 「小」を排出している時に 職員がトイレ介助に見えたのでバトンタッチ。おそらく「大」が出ると感じたのだが 職員には そこまで察知できない。 ふき取りで始めて気がつかれた。 こういう時 家族はじっと待っていられるが 職員は手当ての時間が決まっている。 「後は任せてください」とお願いして こちらで対応。 職員は お部屋の掃除をしたり 時折様子を見に来てくれたが 時間内に終わるものではないので「終わったら知らせる」ことにした。
ガスも出てほそ〜い形状なのでどうも腹痛を伴い始めた様子だったのでお腹にアロマオイルを塗った。 30分以上の時間をトイレで過してしまったが 全て排出できたようだった。母との面会は 最近トイレ誘導と食事介助が主体となってしまっている。何だかねぇ〜。
おやつの時間となって 黒糖生姜湯と持参した和菓子を食べて貰った。施設のおやつは 他の方に分けて差し上げた。 食事の時には 歯でがっちりガードされるのがしばしばなのだが 和菓子は 即通過を許してもらえる。 次に 運んでみても同様。 本能なんだろうなぁ〜。 本能を見せてくれるだけでも 家族は嬉しい。
今日もたっぷりと心を洗って貰った。 身体に疲労感は溜まるのだが…それでも 安心した表情と笑顔に救われる日々である。
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