母のタイムスリップ日記
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2009年05月23日(土) 気になる事

昼に間に合うようにと出かけたが スローテンポで向かったので 昼食が始まっていた。
母は 特に機嫌が悪い様子ではないが 頭をうなだれ 口を開かない様子で職員が苦戦していた。

悪い時は「本格的に食べ始めるまで20分ちょっとかかるのですよ。気にしないで下さい」と伝えた。
母を見ていて「おしもの問題だな」と感じた。
さすがに食べ始めているので「ちょっと我慢してね。ごめんね」と何回か謝った。
「長いもの摩り下ろし」を職員に頼むと「ちょうど出した所」と準備して頂けた。
スプーンの背にちょこっと塗るように下だけでも口を開き噛んでくれるのである。油代わりというか なんというか。
食べはじめのきっかけ作り…みたいなものかな。
それからは 順調に食べ始める。
笑顔も出た。
職員は「さすが娘さんですね」とは言うけれど それだけではないと思うのだ。
タイミングというか 慌てないというか 焦らないというか…。
そう「ど〜ん」として待っていればいいことのような気がしてきている。
食べ始めれば ハンバーグの一切れが多少大きくともよく噛める。
最初の一歩は「噛んで」の声すら「?」という感じ。
でも噛み始めると「よく噛んでね」で深く頷いてよく噛むのである。
こう思える時は 気持ちにゆとりのある時なんだけれど…。

昼食が済んで直ぐにトイレ誘導。
立ち上がった時に「ヤッパリ」という感じ。
すでにパットが「大」で…。
それでもトイレで更に「大」
どうも腹痛が起きて辛い様子だった。
その時は 全く気が付かなかったのだが 昨日夕食にも蕨を食べて貰ったと聞いて合点が行った。
なにせ 「大」が柔らかめだと新型インフルが気になってくるのだった。
でも原因が判れば安心できる。熱もないし…。

その後 フルーツジュースで水分摂取。
昨日 クラッシュゼリーをストローで吸えたので気をよくして 紙パックのジュースをストローで。
250ccちゃんとストローで飲めた。
この方が 自分で飲める量を調整できるので辛くないかもしれないのだ。残存機能はしっかり使っておかないと…。

その後 職員が見えて排泄介助。
でも 30分以上トイレで踏ん張っていたので そこは勘弁していただき トイレ掃除や母との時間に使って頂く。

そうこうしているうちに 三時近くなった。
今日は 新茶と急須を持ってきた。
湯冷ましを掛けて 新茶を淹れて飲んで戴いた。
母も勿論。とろみ剤は使わずに…。

おやつも摂って トイレ誘導も済ませてソファーに座って貰い大相撲のテレビ観戦。
けれど条件反射というのか ソファーに座るってことは1人になる時間とぼんやり記憶されるようで…母は泣き出した。

お天気もだんだん怪しくなってきて…帰りの足も心配。
そうっと施設を後にした。
1時間足らずのうちには夕食も始まるのだから…。

さて 今日介護仲間のところで油を売って昼食に少し遅れた訳だが…。実はこれから先のデイ利用者に降って来そうな事態の話をしていた。
マイケアの方たちの中にも ぽつぽつ上がってきているらしい。
地域の介護仲間の話を聞いて「こりゃ 危ないかも…」と先日話したばかりだったのである。

でも もう数年前からそういったことが気になっていた。
だから 注意深く様子見をして 役所の人にも重症になった人のデイの確保をお願いしていた。
お願いしたとしても 何の保障もないのだけれどでも問題をあらわしておかないと…気が付かないままになってしまう。

前置きが長くなったが 重症になった人のデイやショート利用が「本人がお疲れになるのでは…」という理由でそれとなく外されていくのである。また施設入所を勧められて行く。
これが やはり現実味を帯びてきている。
介護仲間と「この改善要請を何処にもって行けば1番効果的か」という話をしていたのだ。

軽い人を軽視する訳ではない。
ただ 在宅で重症の人の介護は 介護者負担が重くなっていく。
まして 就労している介護者 高齢者世帯。

家の地域では あれよあれよと言う間に有料老人ホームがどんどん開設されている。
ピンキリではあるが…。
負担額はかなりのもの。

ある大きな介護者の会の人と話した時入居金を大きな額払って高い利用料であっても それに介護の質が比例するとは限らないと話されていた。実際 相談も受けているので 現実の話。

半歩譲って 高い利用料で質の良い介護を受けられるとして…。
その負担を出来る人って 一定の費用を賄える経済状態ということでもある。

実際 母の施設を利用しようとすると「払いきれないから無理」という方が多い。

格差社会は介護のある生活に深く影を落とし始めている。
国家予算が窮し始めているのだから…と言うけれど お金のない人は ますます追い詰められて行ってしまうのではないかと気になっている。

追記
読み返して「?」
在宅で…と願って介護している人は デイやショートを利用して何とかぎりぎりまで踏ん張ってみようと思っている。
共に同じ場所で…という思いが強い。
けれど そういった人がデイ・ショートの回数が減らされてくると困難な状況が生まれる。さりとてデイ・ショート分をヘルパーで補おうとすると介護保険の点数をオーバーしてしまう。
また やむなく施設を選択しようとしても 医療行為が必要になれば特養入所は無理。有料老人ホームを選択すると利用料負担が賄いきれないという現状で…ということなのです。


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