母のタイムスリップ日記
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この日に間に合うように…と母へのプレゼントを考えていた。 とはいっても 実用優先のプレゼントになってしまう。
パジャマ 帽子 ブラウス パンツ 靴 夏に向けて必要になるものを時間の隙間をみつけては あれこれ探していた。 「母に使って欲しいな」「これをみればにっこりするだろうな」と笑顔を想像しながら見て廻って楽しんだ。 でも そういうものに限ってお値段が張り 次の機会に…と引き延ばした。
ある日 入所ご家族も「母の日が近くなってお店には いいものが沢山並んでいるけれどお高いまんねん」 と嘆いていらした。 「母の日が過ぎてからにしようかと…」とも話されていた。
私の見ていたものは 母の日が過ぎて値下がりするとも思えないのだけれど…でも当日でなくてもいいかなという思いになった。 それで プレゼントはまだ購入していない。
施設では 毎年母の日のイヴェントが行われていた。 連休には こいのぼりが室内に飾られた。 でも 今年は 何もない。 行事が消えてしまった。 お誕生会だってない。 なんだかねぇ〜。納得はしてないけれど…しょうがないなぁ〜って諦め気味。そんなことが結構増えてきた。
「家族がそんなんでどうする!」と思うけれど…。 本当に萎えてしまっている。 せめて家族が関わる時間だけは フリーであればいいのになぁ〜。 いや 「好きになさっていいですよ」と言われてはいる。 それでも プレッシャーがあって…。
母の日の話のつもりだったけれど とんだ愚痴になってしまった。
昼食介助は 今日は早めに済んだ。 うどんだったのだけれど おかずもトマトとかも足して他にもあったのだが良いペースで食べてたな。 食後 トイレ誘導して「大」「小」
口腔ケア後居室で休んで それからホール内を手引き歩行。 一周目の時に玄関前のマットに足を引っ掛け マットを完全にめくった。二周目の時 マットの前で「足を引っ掛けないようにしっかりあげてね」と言ったら 片膝をたかぁ〜く上げてマットに踏み込めた。 丁度通りかかった職員が「まぁ上手」と褒めてくださった程。
言葉を掛けては見たものの できるとは 全く思わなかった。 でもきちんと聴こえて 指示通り動かせたのである。 これには 甚く感動した。
毎日がこういう状態ではないけれど でもやっぱり言葉は届いているんだなと感じた。
居室で休息中に 「今日は 母の日。 〇ちゃんは お母さんのサダさんに『ありがとう』という日。 私は 〇ちゃんに『ありがとう。本当にありがとう♪』と伝えた。 母は 祖母の名前にかすかに反応し頷いた。
家に戻ったら 娘から鉢植えの花が届いていた。
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