母のタイムスリップ日記
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| 2009年03月23日(月) |
通院してみたけれど… |
朝 施設から電話があった。 ドキッとしたけれど これまでの様子から気になっている事の連絡で 1度整形外科で診察を受けてみる事にした。 お互いに 認識できていた事で 私も毎日気をつけてみていた。 何時通院しようかと思っていたので 背中を押して貰った。
母の所に行く前に 整形に立ち寄って診察券を出した。 施設に着いて 身支度を整えてちょっと考えた。 タクシー利用か車椅子か? 桜の花もほころび始めたので 車椅子で向かう事にした。 12時頃が良いと言われていたので 何とか間に合うだろうと思った。
トットコ車椅子を押す事30分。ほぼ予測通りに整形に到着。 急いでいたけれど 桜の木の下で車椅子を止めて見上げる時間は取れた。 母には 何の説明もしなかったけれど 身支度を整えたら「外出」を感じ取り 期待感溢れる表情となった。 着いた先が医者とは気がつかなかった。 「これから 足の痛いところを検査するけれど きっとレントゲン検査で痛いことはしないから安心してね」と3回ほど伝えた。
順番が来て レントゲン検査となった。 技師が手際よく体勢を整えてくれて無事3枚ほど撮影できた。 母も多少の不安の様子は見て取れたが これまでで1番安定してたと思う。
医師は 「写真を見ながら骨折していると思われます。MRI検査をしてみないと断言できませんが…。 骨折ですと手術が必要です。ボルトで止める必要があります。 骨はかなり弱っています。」と。 「病院とか指定がありますか?」と聞かれて こちらの希望を伝えるとその事に返事はなく 近隣の病院名を言いだした。 「認知症で 93歳という年齢で 対応して貰えないのでは…」と言うと 「そういうこともありますね。でも そこが1番定評があり技術力もあります」と断言なさった。 「はい」と返事したら「MRIについて 係りのものが説明しますので…」と言う事になった。
話が落ち着いて 母の目を見たら涙でウルウルし むせってた。 アッ そうだ。母は こういう時状況を読めるのだった。 手術と言う言葉きっと堪えたんだろうな。
この時医師の前にいたのだが…。 「脱水で噎せたのでしょう。水分補充なさってください」と言われた。 水分不足はない。何時だって水分は準備しているし 今日だってちゃんと準備したし幾度か飲んで貰っていた。 「診察室に入る前に飲んでいたの看護士さん見ていたでしょうに…」と言いたかったが 言っても始まらないので「はい」と返事しお礼を述べた。 診察室を出る時に「大丈夫よ。心配要らないからね」というと深く頷いていた。
説明の方が見えて話をお聞きすると 近隣の病院ではなく更に遠い病院を言われた。 バス便も週2回ありますと言う事だった。 おそらく提携のある病院なのだろう。
少し迷ったが 母の性格 今の状態で何がベストなのか考えてからにしたかったので 別の病院にこちらで連れていってはいけないかを確認した。係りの方が 確認してくださり「そこならいいですよ」と言われた。
医師の対応の事をあれこれと言うつもりはない。 医師だって精一杯考えて下さっているのが判るから。 ここで 娘も 母も 私も 確実に助けていただいているのだから…。
頭の中でぐるぐると考えた。 先ず MRI検査の必要性と実際に可能か? また ボルトで止める手術をするリスクと このままにして歩行できなくなるリスクとどっちが良いんだろうか? そんなことを考えた。
会計を済ませて 整形外科を後にした時 あちこち当たってみてから判断するのが良いだろうと腹を決めた。 母にとってベストの道を探るしかない。
さて 整形を後にして 先ずはトイレへ。 施設を出る時に「小」。あれから1時間半ほど経過。 身障者用のトイレで きちんと排出。タイミングばっちり。
そこから 昼食。 おすし屋さんか洋食屋か迷ったが 品数の多い洋食屋さんへ。 二人で別々の物を注文した。 目の前で焼いてくれるので 母は キッチンに立つ人と天板を交互に見つめていた。
焼きあがった物を口にするとニコニコ笑顔。 「美味しい?」と聞くと 頷いていた。 一人前のランチをぺロッと平らげた。デザートのアイスクリームやお茶もお変わりしてた。 久しぶりに 食事介助で充実感を得られた。 やはり 美味しそうに食べる姿で介護者は元気を貰えるのだなぁ。 今月末に誕生日だから 前祝できて良かったわ♪
1時間足らずでお店を出て 再度トイレ誘導し「小」 それから外に繰り出した。 来る時も風が強くて私のコートを掛けた。 帰りは更に強い風で…コートを脱いで母に掛けた。 手袋もしっかりはめたのに…直ぐ脱いでしまった。 コートで腕から手まで覆って…。
施設近くになって 空の車椅子を二人で押して歩いた。 一キロ弱。無理はいけないと思い 車椅子に座ってもらったら「わぁっ!」と泣き出した。もう少し歩きたかったのかなぁ〜。
施設に戻って 着替えを済ませてトイレ誘導。 やっぱり「大」少量と「小」
今日もトイレ誘導のタイミングはばっちり。 母も安心しているのが伝わってきた。
「車椅子を押してなんて 大変でしょ」と言われたけれど もっともっと大変な事を経てきているので 自分にとってそう辛い事ではない。 疲労もない。…と強がってみても 明日に疲れが出るのかな? 自転車で戻って 夕食の支度をしていても疲労感はないからきっと大丈夫だろう。 食事している時のやわらかな母の表情が エネルギーとなっているのだろうと思う。
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