母のタイムスリップ日記
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朝 夫を送ってから 家事を済ませて 母のところに出かけた。 母はテーブルに向かって座っていたが どうにも臭う。
直ぐにトイレ誘導した。 大・小の失禁があった。 トイレでの取替えなので ベット上よりは楽。 母が手を出すと困るので 両手を持って 歌を唄いながら 清拭。 私の介助は 大概トイレで出来ているので 珍しい光景。
あらかた綺麗になったので手を離すと 母は私の手を撫でてくれた。 その後 手洗いを済ませて 母の歯磨き。 程なく昼食となった。
ニコニコ笑顔の母は 自分のペースで食事を始める。 勿論介助だが 食べたくない時は口を閉じる。 そういう時は 噎せる寸前か口の中に残ってる時である。 口の中に溜まっている時には スプーンでお汁を掬って口に運ぶ。 「美味しい?」と聞くと 頷くので美味しく食べられているのだろう。
ゆっくりだったけれど 遅くならずに食べる事が出来た。 でも 他の方と比べると15分近く遅れている。 食器の後片付けをする職員には申し訳ないが でも食べる事が優先だから…。
食べ終わった後 母に伝言。 昨夜 母の職場だったところから電話を戴く。 「50周年記念になりますので お知らせまで…」と昔のお話をしてくださった。母の様子もお聞きくださった。 母は一時 病で仕事を辞めていた。 その後 請われてその職場に入ったのである。
女学校時代に3人の友人が夢を語り 3人とも実現した。 その友人の所に 復帰したのである。
二人とも 母よりお元気だったのに 先に召されてしまった。 認知症の母が1番長生きできている。
食後に伝言を伝えると じっと聞き入っていた。 母は 理解できたようだった。 電話を戴いて「伝言くださいと言われても…」と何処かで思っていたのだが…。 招待状を戴いても判らなかったかも知れない…。 電話を受ける事も無理だし...。 心にかけ 存在を忘れずにいてくださった事に感謝である。
歯磨きを済ませて トイレ誘導後 そうっと施設を後にした。 家では 家人が待っている。 昨夜も帰宅が明け方だった。 休みが取れず 連日残業でかなりきついだろう。
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