母のタイムスリップ日記
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「おくりびとを観にいくぞ」と夫が言ったのは金曜日。 何処の映画館で何時から上映しているかを調べるのは 妻の役目。
そして 今日 二人で出かけた。
母の所に出かける日だけれど…。 夫から「でかけるぞ」と言い出すことは 滅多にない。 こちらが誘っても 大抵の場合「独りでいっておいで」とのたまう。 そんな訳で 夫の誘いを優先させた。 それ位は 母も 許してくれるだろう。
映画の中身はともかく 納棺士という仕事って何時頃生まれたのだろうか? 身内での葬儀に幾度か立ち会ったり それとなく聞いたこともあり この10年近くの間にいろいろな事を知った。
亡くなった方に化粧を施したりすることも最近多くなった。 職業としていうよりも家族等が行うと認識している。
以前 美容学校の教授からもお話を伺ったことがあるし 施設で亡くなった方も職員が化粧をして差し上げていた。
父の時には 頭髪を整えたのは私。 葬儀でお見送りにいらしてくださる方に恥ずかしくないように…と櫛で梳かした覚えがある。 体の清拭は 既に病院で 葬儀屋さんがしてくださっていた。
昔 母の友人のご主人が亡くなった時には 奥様と息子さんが 自宅のお風呂に入れて綺麗に洗って差し上げたと聞いたことがある。
だから そういった順序があることは ある程度 知っていた。
映画をみながら 幾度か涙が零れた。
伊丹監督のお葬式は身内からの視点。 おくりびとは 立ち会う業者の視点だった。
いずれにしても 人を見送る時には 穏やかな気持ちで温かくお見送りできればいいなと思った。
さて夫は どう見てたのだろう? まだ 感想は聞いていない。 でも「納棺士って必要だよな」っていってたなぁ〜。 そのことに返事はしていない。
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