母のタイムスリップ日記
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2008年08月12日(火) ちょっとした変化


 午前中 約束があり 少し話し込む。
別れる間際に「元気の元は何ですか?」と問われた。
「介護が始まった頃には考えられなかった事ですが 母の笑顔に出会うことですね」と答えた。

話がのびたので 近くで昼食を摂ってから母の所に向かうことにした。
そのお店に「どぜうのてんぷら」があると知り 持ち帰りに包んで貰った。
途中で 大根とすだちを購入して…。

「どぜう」と言えば 父は柳川が好きだった。
母にも「どぜう」にまつわる話を聞いた記憶がある。
何処かに泊まった時 とても美味しいお汁を戴いたそうだ。
食事が済んでから「とても美味しいお汁でしたが 一体何のお汁だったのでしょう?」と聞いたところ「どぜう汁」だったと言う話。
それまで 母は どぜうを食べた事がなく 食べたいとも思わなかったそうだ。
そんなことを思い出し 夏だし…と購入したのだった。

母はソファーに俯き加減で座ってた。
立ち上がって貰う時腰が重く 一回目は挫折。
2度目の時に「いちにのさん はい!」と掛け声をかけ何とか立ち上がれた。
私は 母の両手を持っているだけ。
母の自力での立ち上がりを待ったのだった。

腰が重いということは 歩行も大変と言う事はこれまでにも記してきた。
いつものように 暫く立位を保って貰って ゆっくりと歩いてもらう。
時折膝をカクンとさせるが いちに いちにで歩き出した。
歩き始めたら 笑顔が戻った。
居室に入ると車椅子のタイヤの跡が残っていたので 職員に尋ねた。
就寝前に歩行困難となって車椅子を使ったのことだった。
今朝は 起床時足を痛がったが ゆっくり対処したら歩行できたと言う事だった。痛み止めは 今朝は使っていないと言う事だった。
おととい結構歩いたのでそうなったのか 昨日は面会していないので 運動が足らなかったのか?

トイレ誘導は一歩遅くて…3回誘導のうち 2回は間に合わなかった。
居室で母をギュッと抱きしめていたら 母がウォンウォン泣き出した。
何か哀しいのだと思って 頭を撫でたり背中をとんとんしたりした。
でも それは「出てしまった」というサインだったのだ。
私の勘が働き難かったのだなぁ〜。

そういえば 午前中 大を排出したそうだ。
それも タイミングが合ってトイレで排出できたそうだ。
トイレで排泄できる事は 本人も介護者も嬉しい筈。

おやつは 西瓜だった。
母は美味しそうに食べていた。

それから 職員にお願いして大根を卸させて貰い すだちも絞りやすいようにカットし 話の種に食べられる方に どぜうと大根おろしを夕食に食べさせて上げてくださいとお願いした。

夕食の時間となって 大根おろしを母の口に運んだら美味しそうな笑顔に出会えた。

母の視線を感じながら 食事介助を職員にお願いしてそうっと施設を後にした。

岐路 いつもとさほど違わない時間なのに 日暮れ時となっていた。
気温は相変わらずだけれど 季節が少し秋に動いているのだなぁ〜。


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