母のタイムスリップ日記
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2008年03月01日(土) 覚えているんだね♪


 昨日 母の居室のカレンダーを3月にめくった。
残念なことに 母は カレンダーをみて日にちを確認する事はない。

入所した頃 カレンダーをめくる事で月が替わったことを伝え 其の時だけでも意識してもらおうと思った。
3月ひな祭り 誕生月…と伝えれば「あ〜」と意識できた。

今は そこまでの意識も不確かである。
でも カレンダーをめくると絵が変わる。
それは見てくれる。

今年のカレンダーは 文字が多い。
2月は ハムレットのせりふだった。
3月は 枕の草子
    「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りて、紫      だちたる雲の、細くたなびきたる…」

声に出して 読み聞かせて 母の目をみるとこくりと頷いた。
再度 読んであげるとまた こくりと頷いた。

数年前までは 春先の散歩の時 この頭の部分を一緒に そらで声にして歩き 私よりもつかえることなく言えてたのだが…。
「やっぱり お母さんすごいね。覚えているんだぁ〜」と言ったら「そんあこと…」と笑っていたけれど…。

文字をみても 声に出して読めるのは 絵本がやっと。

昨日 声にしなくとも 耳に入れば 心当たりのあるものだと判っていると知って妙に嬉しかった。
言葉にこそしなかったけれど…。
「やっぱり お母さんすごいよ。覚えているんだね」と…。

3月の間は 面会の度に これを 声に出して読んでみようと思った。


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