母のタイムスリップ日記
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| 2007年12月15日(土) |
呟いて見るもんだわ! |
施設に着くと母は入浴中だった。 リフトを使って2人掛かりで介助を受けていた。
それでは…と母の居室の掃除をした。 窓を空け払って ぬいぐるみ一体づつ また 下に敷いているクッションも埃を払って 掃除機を掛けた。 トイレのファンの埃も綺麗にした。
カーディガン2枚は 洗って間もないので 食べ零しの汚れを濡れタオルで拭いてドライヤーで乾かして収納しなおした。
母が入浴が済んで ホールのソファーで水分補給していたので ホールに移動して掃除機を掛けた。 埃の溜まっている隅のほうは 簡単に拭き掃除。
その後は 職員にバトンタッチ。 拭き掃除をあらかた済ませてから 母の水分補給の介助。 自力で飲んでいたので残りの分。
途中で母が 幾度か「おかちゃん」と呼び 腰を浮かせた。 「もう少し待ってね」と声をかけていた。
水分補給が済んで片付けをしようと立ち上がったら 私の背中をトントンと叩いた。 食器を片付けて母をトイレ誘導した。
風呂から上がって そう時間は経過していないが パットがずっしり重かった。入浴中から我慢していたんだなと感じた。 こういう場面は 家で経験済みなので想像できるのである。 「ごめんね 気がつかなくて」と謝ったら 母は頷いていた。 様子を見ていると 大きな方も続いた。 久々に 良好な物だった。 少し 腹痛に襲われたようなので お腹にアロマオイルを塗った。
職員に報告すると 夜勤の職員が今朝 お腹をマッサージしてくださったという事だった。 入浴した事も 良かったのだろうと思う。
落ち着いた頃に 整髪。 パーマをドライヤーで伸ばしてあげたら 納得したように頷いて鏡をじっとみていた。 椅子に座ってもらい 手足の爪を切った。 これも 痛がることなく 嫌がることなくできた。
その後 再度トイレ誘導すると今度は 小がジャストミート。
母の居室から 我が家の方向をみると黒い雲がかかっていて 雨が降り出しそうで気が気でない。 おやつの食べ終わり テレビを付けたら講談をやっていたので「これなら」と思って音量を少し上げた。 母はじっとテレビに見入り始めたので そうっと施設を後にした。
外に出てみると 道路は雨に濡れていてポツポツ雨が降っていた。 西の方は日が差している。 「虹 見たいなぁ〜」って呟きながら 自転車に乗った。
暫く走ると家のある方向に2本の虹がかかっていた。 一本は 途中の山の所。ひょっとして虹をくぐれるかも…。
これまでも幾度も虹を見ている。だから 珍しい事ではない。 虹に向かって走てみたいと考えた事は有るけれど いざとなるとワザワザ出かける気持ちにもならなかった。 今日は 必ず虹の下を通る筈。 理屈では 虹の下を通っても見えないと判っているけれど でも 確実に下を通過すると思うとワクワクした。
虹のあるだろう場所を通過して 先をみるとまだもうひとつの虹が見えた。 今度は 進行方向からずれているので 下を通ることはない。
ちょっとした瞬間のことなのだけれど ワクワク出来たことが妙に嬉しかった。
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