母のタイムスリップ日記
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2007年09月25日(火) 虫の知らせ?


 利用者さん 訪問。
今日も 離れでお話しながら 古い本の片付け。
活動を終えて家に戻って 昼食。

その後 これから2年 地域のネットワーク作りを具体化を進める為の顔合わせ会。
打ち合わせ場所に着いた時 今日が中秋の名月である事を思い出して お団子を買おうと思った。が お団子は 食べるのが難しくなっている人もいるので 月見饅頭を購入。
お店の人が「良かったらススキも持って行って下さい」と言われたので数本頂いた。

顔合わせ会は 1時間足らずで済むだろうと勝手に考えていた。
どのくらいの時間と言うお話はなかったので 勝手にそう思いこんでいた。
ところが 終わったのは5時過ぎ。
かなり有効なお話があり これから どの溝を埋めていけば良いのかの方向性が見えてくるようだった。

顔合わせが終わり「ススキをどうしようか?」とちょこっと悩んだ。
施設の夕食は終わる頃だろうし...持って出かけて迷惑という事もあるしなぁ〜という感じになった。
それに 我が家の食事の支度も気になった。
お米を研いで居ない儘である。

この所 ゆったりの行事も少ないし...。
「食後のデザートでも良いか!」と入所者優先という事に決め手母の所に向かった。
施設に着くと 遠方から見えるご家族が まだ食事介助なさっていた。
「?」と言う表情で目があった。
「あのね Fさんが...」と言われハッとした。
重篤な方が施設にはいた。
母と生年月日が10日ほど違う方で 開所時から一緒だった方である。
ご家族ともいろんなお話をしていた。
88歳のお祝いを一緒にした。
家族も亡くなった方も おなじ時を共有してきたという思いがある。
その方は 経管栄養になってこの春から 別のフロアに移られていた。
それでも 頭の隅にいつも気になっていた。

職員は特に語ることもないが 動きで何となく「何かある」と感じる。
数日前「良くないの?」と職員に聞いたら頷かれていた。
その後 ベットが空になっているのがエレベーター越しに見えて「?」と聞くと部屋を移ったと聞いてホッとしたのだった。

まだ 時間があるだろうと思って その間に彼女に持っていて戴くものや可愛い写真を準備しておこうと密かに思っていた。
が それも間に合わなかった。

残っていたご家族はお通夜に行くと言う。
何の準備もしていないけれど やっぱりお見送りに行こうと決めた。

でもその前にするべき事がある。
お月見である。
薄雲が広がってきていたけれど 雲の切れ目にまあるいお月様が見えた。
ススキを飾ってお月見饅頭をそなえて みんなでお月見。
何となくパタパタと過ぎた施設内だったとご家族が話されていたので ちょっと一息つけたかな?
職員が「準備できなかったぁ〜」といっていたので 良かったわ。

暗くなった道を車で飛ばしてお通夜の会場へ。
普段着の儘 お別れをさせていただく。

普段なら 5時過ぎたら容態が悪くない限り施設に向かう事はない。
これが 虫の知らせと言う言うものかな?
ほんとは 亡くなる前にお会いしたかった。
娘も その方の笑顔が大好きで...。
いろんな事をいっぱい教えてくれた方。
余計な事は言わずに 黙って受け容れる方。
素敵な方だった。

天国でご主人と手を取って居られるに違いない。
命が絶えてしまう事は哀しい事だし寂しい事だけれど...。
でも「良かったね」ってほんとに思うのです。
ほんとにそう思うのです。


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