母のタイムスリップ日記
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| 2007年08月12日(日) |
本日は...感情の波高し! |
施設に着くと「さっき 足の手当てして機嫌を悪くさせてしまいました」と職員の方が言われた。 母はトイレ誘導してもらっている最中だった。 早速 バトンタッチ。 泣きそうな困った顔をしていた。
何となく排泄がありそうな感じだったが 排尿だけだった。 トイレを出て 歯磨き。 あれれ 下の入れ歯がない。ちと吃驚。 職員に伺うと「預かっています」という事でホッとした。 しかし口をなかなか空けなかったので機嫌が悪い事だけは判った。 上の入れ歯を外したものの 歯磨きは無理と感じたので持参した飲み物を飲んでもらう。半分嫌がったが 何とか全量飲めた。 その内に機嫌がやや戻った。 笑顔はないが 言葉が出てきたのである。 独り言に近いのだが それでも 話せば少しは気持ちを吐き出せるのだろうと感じるのだ。
再度トイレ誘導したら 排泄出来た。 特に緩くはない。 お腹が 少しゴロゴロしていた。 入れ歯の装着は相変わらず拒否。
ホールでは おやつが始まっているようなので 連れ出しておやつを頂く。 栗の入った葛桜のようなものだった。 普通なら大好きな筈だが 入れ歯の装着を嫌がるくらいなのでご機嫌宜しくないのである。 一口運んであげたらペッと更に戻した。 母は こういう事はあまりしないのだが 時折 やってくれる。 体調が悪いのだろうかと思う。 歯に食べかすが残っており 入れ歯の装着を嫌がるくらいなので歯が痛いのかもしれない。 歯茎に触れると「痛い」と言った。でも赤くなってる訳ではない。 少し前に肩に触れたら 非常に嫌がった。 いつもは 何てことないのになぁ〜。 この機嫌の悪さは なんだろうなぁ〜。
おやつの最中にそばを離れて 遠くから母に手を振ったら「ふん」とばかりに顔を思いっきり背けられた。 そばに行けば「来なくともいいです」と言う。 誰か判らないで言っているのか はたまた本気でそう言っているのか...。
いずれにしても 孤立感を感じている事だけは間違いなさそうである。 スキンシップしてあげたくても 近寄れば「来るな」って言うしなぁ〜。 どうしてあげる事も出来ない。 そうっと肩に手を触れると肩をゆすって「するな!」と嫌がる。 肩と言うか首筋が痛そうである。 無論 外見はなんの変化も見られない。 今日は 痛みを感じるので機嫌が悪いのかなぁ〜。
居室に連れて行こうとしても 幾度も拒否。 時間を置いて幾度かチャレンジして 何とか居室に誘導。 耳元で「大事な〇ちゃん!」と幾度も囁くが 空振り。 窓辺に誘導して 外の景色を見せると下を向いてしまう。
「外に行こうよ」と誘うとようやく出る気になったみたいなので外出。 歌を唄っても気乗りしない様子だが 時折 道端の草を撫でる仕草が出た。 川べりで立ち止まって「牛和歌丸」の歌を唄うとじっと聞き入っていた。 でも 自分から唄おうとはしなかった。
それでも 僅かずつ手でリズムを取るようになった。 笑顔は見えないが 何処かで心が溶けているかも知れないと感じた。
施設に戻って入れ歯装着してみたら 受け容れてくれた。 やったぁ! 手を洗って ホールの椅子に座ってもらった。 そろそろと夕食が始まる筈。これなら 何とかなるかも...。
職員に御願いして帰宅。
帰り道 あれこれ考えてみた。何故 機嫌が悪かったのか? 職員のせいでない事は明らかである。
ひょっとすると 小さな脳梗塞が起きているのでは ないだろうか? 歩く事に不自由はなかったし手足にも異常はなかった。 でも記憶を司る当りで変化がおきて それを何等かの形で母はおかしいと感じているのではないのかなぁ〜。 あくまでも憶測の域を出ない考えだけれど...。 小さければ 元に戻る確立も高いし 諦めずに向き合って行こうっと!
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