母のタイムスリップ日記
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| 2007年07月10日(火) |
お天気に左右される日々 |
母の所にお弁当を持って出かけた。 数日前 故郷の友人が美味しい昆布巻きを送ってくれたのでそれをおかずにいっぱい入れた。 この昆布巻きのすごいのは 昆布がグルグル巻いてある。 鰊の何倍もの量。 これが とろけるほど柔らか。溶けてしまっているわけではない。 自分で作る昆布巻きは ここまで昆布を巻いたら中まで味がしみこまない。 これは 芯に近いところまで均一に味がしみている。 聞けば 8時間以上コトコト煮るのだそうだ。
施設に着くと昼食は始まっていた。 直ぐにお弁当を広げて 食事介助。 母も昆布巻きを美味しそうに食べていた。
機嫌は良かったが 午前中はご機嫌斜めだったらしい。 「娘さんが来ると…」とよく言われるけれど 私と一緒でも良い時ばかりじゃないのだけれど...。
お隣に座っている入所者の方 今 食欲がない。 先日「口の中の変化ないのかなぁ〜」って呟いたら「歯科検診しても異常がなかった」と職員に自信を持って言われた。 でも 今日は「口の中に腫瘍が見られると歯科医から言われている」と言われた。
好転しないなら いろんな角度から考えて見るのが基本でしょ。 新しい方だし若い方だから仕方ないとは思うけれど…。
入った時は 床が汚いからってせっせと拭いていたのに 今では 食べかすが落ちていても全く素知らぬ顔なんだ。 この人と話すとムッとしてしまう事が多い。 こういうのは 新人いびりなのかな? おそらく 相手もそれを感じているんだろうなぁ〜。
こういう時は 自分自身にトゲが有る時だから 自戒するに限る。
職員「食べないから」と判断して 食事介助より先に高カロリー食を与えながら「これは 大好きだものね」と飲ませていた。 「もう少し 食べると思うので介助させてください」と御願いして 暫く食事介助。
スプーンを箸に替えて 自力の食事も試みる。 「元気でいてもらわないと 哀しくなるから 頑張ってね」と励まし 一口でも食べたら「ありがとう」と感謝しながら対応。
ご飯は 口を閉ざして無理だったが 汁物やお野菜は 自力と介助で食べて貰った。 全量とは行かないけれど 介助の時も口を開けてくれた。
経口摂取は 諦めないで無理のない範囲で根気よく取り組まないと…元に戻るまで時間がかかってしまうものね。 以前 ご家族ともこの話をしていて 施設の限界もあるから 面会の折には頑張るからねと約束していたのだった。
母とその方の食事の時間は1時間ちょっとかかった。 そうなると申し訳なさでいっぱいになり 母の空になった食器は 居室で水洗いして返却。 その方の分は 残量も有るので そのままキッチンに運んだ。
職員が残量をみていた。 「ありがとう」も「頑張ったね」の一言もなかった。 「認知症でない人には いろいろの言葉掛けをするのになぁ〜」とまたもや恨めしい気持ちが湧いてしまった。
テーブルを拭いて 床に落ちた物を拭きとってから 母をトイレ誘導。 ジャストミート。緩めだった。 その後 腹痛で顔をしかめ始めた。
自分の分と母の水分補給に持参したお茶を飲んでから 傘をさしてお散歩に出た。 今日の母は いつもより唄えた。 歩きながら 4曲の歌のメドレー。やはり 少し続ければ 多少歌詞を思い出すようだった。 程よい量を歩いて「もっと 歩ける?」と聞くと 最初は「歩ける」といったが 直ぐに「駄目かも」と言いなおした。 結構 いい反応に驚いた。
母の言葉を尊重して Uターンして施設に戻った。 直ぐにトイレ誘導して ちょこっと出た便を始末。 母の「駄目かも」はきっとこのサインだったのだろうな。
母には休息してもらい 他の入所者をお散歩に連れ出した。 「寒くない?」と聞くと それまで 一言も発せず首で頷いたりだけだったのに「少し 風が冷たいね」と返事してくれた。 ちょっとの変化でもこんな風に替わるって 嬉しい。
歌を唄うと腕でリズムを取ってくれた。これも嬉しかった。 おやつの時間が近いので 施設の周りをぐるりと回って戻る事にした。
直ぐにおやつとなった。
家を出る時1度は家の中に干した洗濯物だが 薄日がさして来たので「降らない」と決めて洗濯物を干しなおした。 それも自転車に乗ってきたのだ。
本降りにならないうちに帰る事にした。 帰路は 施設に置いてある傘を片手に自転車を漕いだ。
電動自転車のバッテリーの残量表示が2メモリのみ。 最終の心臓破りの坂までは 電動にしないで踏ん張った。
♪いきはよいよい かえりはこわい...♪ 相変わらずの道のりですわ♪ 自分の健康のためには 良いのですわ♪
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