母のタイムスリップ日記
DiaryINDEX|past|will
休日出勤の娘を送り出し 朝の仕事も一段落してパソコンで作業をしていたら弟がやってきた。 朝 お嫁さんの実家に出向いてお義母様の挨拶して 戻ってきた所と言っていた。 これから母の所に行くけれど…という事だった。
いろんな事が面倒で お嫁さんへの実家への顔出しは 避けてきた。 私の顔を見れば「すみません」と言う言葉が出るのも判っているし こちらもついうっかりと愚痴を零したら余計な気遣いをさせてしまうから。
お義母さまは 一人暮らしで 最近 体調の変化が出たらしい。 近くには長女さんもお住まいだし ご近所の友人もおられる様子なのでポツンと暮らされている訳ではない。 想像はしていたけれど お嫁さん 今年実家に足を運んだと弟は言っていた。 家から電車で30分足らずのところが実家。 もう 7年近くこちらには来ていない。 孫に到ってはそれ以上である。 だから 聞いてしまうとこちらの気持ちはユラユラしてしまう。 理不尽だと思ってしまうと気持ちの持って行き場がなくなるので ひたすら記憶の消去。 そして母の事は自分の問題だと言い聞かせる。
弟は今こちらで会社の人とアパート暮らし。 「野菜を買わなきゃ」というので 菜園に連れて行って菜っ葉を数種類箱に詰め持たせた。 それから 夫と3人で昼食を摂り 母の所に向かった。
母は弟の顔と私の顔を交互に繰り返し見て ニコニコ。 名前を言えるわけではないが 判っている。 弟も母の笑顔につられて笑っている。 母の笑顔は ほんとに透明で打算がない。 弟も今度は そういうところを感じ取っているのだろう。 居室に入って 運んできたゼリーを弟に食べさせてもらう。 一つ一つの事を経験すれば徐々に判ってくる事もあるだろうと思うから。 でもトイレ誘導は無理なんだけれど…。 それから3人でお散歩。 母は2人で行くとしみこんでいるので 私の顔を見ていた。 3人で歩き出すと それはそれで楽しそうだった。 普段ならタッタカ突き進む母だが 今日は弟の買い物のペースに合わせて穏やかだった。 休憩なしで歩き回ったのでかなり疲れた様子の母。 公園で腰を下ろして水分補給。 小山に上ると指差すので 3人で小山を上り下りた。 入所者の人が職員と車椅子で出てきたので 暫く話した。 其れからゆっくりと施設に戻った。 何となく落ち着かないのでトイレ誘導するとジャストミートの排尿。 それから少し横になってもらう。
弟はソワソワし「昨日遅かったから眠い」と言う。 実は深夜 酔っ払って夫に電話してきて「一緒に飲もう」と言っていた。 夫はまだ帰宅してなくてその機会も作れなかったが でも弟が引き上げた時間よりもこちらの就寝時間の方がずっと後なんだけれど…。
仕方がないので今日は引き上げる事にした。 母をホールのソファーに座らせて職員に挨拶してそうっと引き上げてきたのだった。
こちらと同じペーストは行かないのは判っているが せめて1人で面会できるとこちらも気持ちが楽になるんだけれど ま 慣れて行くのを気長に待つしかない。
|