母のタイムスリップ日記
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| 2007年05月07日(月) |
「ありがとう」と「ごめんなさい」 |
連休も終わり 家人たちも仕事へと出かける。 今日は 利用者さん訪問の日だが 利用者さんの都合で別の日に振り替えとなった。
先に銀行廻り。 弟が借りるアパートの場所を確認のため 出かけてみた。 途中 お店に入って すっかり長居をしてしまった。 あれやこれやと母のもの私の物を試着してみる。 母は私よりちょっと大きめ。でもほぼ同じなので 試着して緩みを見ながら...。 小さなお店だが おそらく1時間以上いたんじゃないかなぁ〜。 でも 収穫ありで...良かったわ♪ しかし かなりの量になってずっしり思い。
地元の農家の市のある日で そこで野菜を買ったら 次の銀行に行く気力を失う。なにしろ 電車で一駅先なのだから...。
そこで 百均に出かけて衣類収納の袋を数点購入。 大荷物を持って家に戻った。
こんなに長い時間地元で買い物って ほんとに久しぶり。
家に戻り遅い昼食。 その後 夫の衣類を整理した。 母がつぎあてしたシャツがでてきた。 もう 襟まで擦り切れてしまっていた。
母がこちらに暮らし始めたころの事だ。 認知症の初期。 娘の家と言う認識は半分程度。従姉妹の家だと半分思ってた。 「私 居候させてもらっているのだから 何か仕事言いつけてください。繕い物はないのか?」と毎日聞いてきた。 そこで処分しようとした夫のシャツを引っ張り出し 渡した。 「これに合う色の生地はありますか?」といわれ再度探し渡す。
かぎ裂きの出来たシャツをつぎあてをしてくれたのだった。 夫がすごい感激して そのシャツを好んで着ていた。 「素敵な事だよ。貴女には 出来ないでしょう」と夫は言うのだった。 そのシャツを襟の擦り切れるまで愛用したのだ。
今日は これを処分する事にした。 ここまで着倒したら シャツもそして母の労に対しても十分でしょう。
捨てようとしたものを生き返らせた母。 自分に出来る事に取り組んでくれた母。
あの時 つぎの当たったものなんて 今時着ないと思っていた私。 母が針仕事に専念してくれれば 静かになるし...と思っていた私。
思い出のいっぱい詰まった擦り切れたシャツ。
今 母は針を手にしても縫うことも出来ない。 取っておこうかと瞬間 迷ったが捨てることにした。 「ありがとう」と「ごめんなさい」と心の内に仕舞い込んだ。
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