母のタイムスリップ日記
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母の所に行った。 週末は母に面会していなかったし 今週も後半から予定があって面会も危うい。それで 今日は 家に泊まって貰う事にした。
施設の玄関で靴に履き変える時 自分で靴を履いた。 新しくなった靴は紐がついていて 母は紐を結びかけた。 じっと見守っていたが ズボンの裾が邪魔そうなのでつい裾を織り上げてしまった。その時点で 母の集中が途切れてしまった。 「面倒だなぁ〜」と呟く母。 母が自力で履こうとしただけで嬉しい。
バスに乗って駅まで。 駅前スーパーでお買い物。 介護仲間とばったり出会った。 挨拶をして通りすぎたのに 戻ってきて「おかあさん?」と聞かれた。 「そうなのよ」と言うと「いつもお話伺っています」と母と握手。 母も旧知の友人のようにニコッとしていた。
それから買い物をしてバスで我が家に帰った。 下りる時ちょっとだけ降車拒否。 降りようと席を立ったのだから おそらく バランスをとるため手すりから手を離せなかったのだろう。 バスを下りる時 ご近所の人がバスを降りるまで見守ってくださった。 雨が降っているので 気にかけてくださったのだ。 お礼の会釈をして別れた。
家に着くと丁度3時。 娘が昨夜 梅芯庵のあんみつを買ってきてくれていたのでそれをおやつにした。きっと母の好みだろうと思って蓬の寒天のあんみつを母に出した。 母は「美味しい」と半分自力で食べられた。
テーブルに新聞や雑誌を出しておいた。 母は介護雑誌を手にして読んでいた。何処まで読み取れるか? 以前なら 文字も読めたけれど今はちょっと怪しげ。 その間に 夕食の支度。
5時30分あたりから 表情が固くなった。 何処か具合悪いかと気になって あれこれ聞いて見るがいまいち判らない。 「お腹ペコペコ?」と聞いて見るが首を振るばかりだった。 プリンを出したが食べない。 キッチンの前に椅子を運んで座ってもらってしたくする様子を見て貰った。
7時過ぎ夕食を始めるとだんだん笑顔が戻った。 やはりお腹が空いていたんだなぁ〜。
母の好きなたけのこごはんやかど焼き。豚汁。 たっぷりと食べていた。 それも1時間掛らずだった。
夕食後は苺の練乳がけ。これも「美味しい」と言っていた。 暫く 唄ってみたりぬいぐるみで遊んだり...。
9時を廻った頃 入浴。 嫌がる事もなく入浴できた。
階段も無事上って 就寝。10時を廻っていた。 布団に入っても寝入った訳ではないので 暫く2階とキッチンを往復。 眠る前に布団の外に置いていた「たらこ」の抱き枕。 1時間過ぎたら しっかり布団の中に入れて抱いていた。 「寒かろう」と思って布団に入れてあげたかな?
今日は良く喋っていた。 母は 単語を忘れつつあるので とんでもない話となる。 スリッパを履かずにいると視線は私の足元。 明らかに「スリッパは?」の筈だけれど「眼鏡は?」と言う。 スリッパを指すと「あるんだね」と言う表情で納得する。 母の発する言葉は 視線の行方やその時の状況を判断しないと直ぐには判らない。
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