母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2007年03月03日(土) ムキにならずに行こうっと!

昨夜 久しぶりに深夜にトイレ誘導をしてみた。
これが 成功。
だから 明け方に出来なかった分だけオムツに排尿という事である。
そして 今日一日 空振りは2回あったものの 100パーセントトイレで出来た。

昨日 母が我慢していた事を考えれば 出来る限りトイレで排泄させてあげたい。

6時ごろ「おかちゃん」と言う声に目覚めて隣に居る母と目を合わせた。
母は 機嫌よくニコニコ。
「おかちゃん」と呼ばれるたびに目覚めて 目を合わせてニコニコ笑顔を見た。こちらが夫の食事の準備のため起きだす頃には zzzと寝入っていた。

今日は 誕生月検診を受けた。
朝 家で検尿をとった。
昨年 出来なかったから今年は用意周到にという事だ。

勿論 診療所で出れば それに越した事はないのだが...。
家に泊まっていれば 朝の検尿は造作もないことである。
だから母の検診日には 家から出発と決めていた。

朝食は パンだったが 最初の一切れを食べて母の手はきっかり止まってしまった。
自力で口に運ぶ動作が時折止まる。
向かい合って 私が食べ始めても母の手は動かなかった。
ふた切れ目のパンを口に運んで上げたら 最後まで自力で食べられた。
お茶は 半介助。
おかずは自力。(トマトサラダとカマンベールチーズ)

食後 歯磨きをして 整髪して 着替えて いざ出陣。
バスの移動もクリアできた。

診療所のトイレに入ったが やはり出ない。
朝 水分を多量に取って貰ったのだが...あとちょっと時間が必要だったみたいだ。だから 家で採った物を出した。
検便は既に準備してある。

レントゲンと心電図は 何とか成功。
血液検査は ちょっと苦労した。
いつもやってくれる方で慣れてお出でなのだが...母の血管は動く。その上 細くなって来ているのでなかなか大変になってきている。

検査後「心臓がね 大きいよね」と言う。「大事に使うしかないねぇ〜」という事だった。
今日は 血圧高め。

検診も済んで 買い物をして帰ろうとスーパーをウロウロ。
そこで 友人とばったり出会った。
お義母さまが 骨折入院中なので「どう?」と聞いているうちに 話が長くなってしまった。
すると 母はすっかり機嫌を悪くして 私の手を振り切ってショーケースに伝わりながら スタスタまっしぐらに歩き始めた。
「機嫌が悪くなったのでまたね」と話を打ち切って母の後ろを追う。
母は振り向きもせずにショーケースを見ている風にしながらトットコ歩く。
何処まで行くかと そうっと後ろから追う。
前で棚をのぞいている人がいてそこで立ち止まる。
「どいてよ」と言わんばかりの勢いなので こちらもひやひや。
しかし 前の人は全く気が付かないので母の怒りもそれ以上には悪くならない。母の怒りの交わし方の真髄である。
そのうち キョトキョト周囲を見渡すので 母の視線に入らないように後ろに廻る。意地悪だけれどどうなるか見てみたい気がしたのだ。
誰かに話しかけそうになるが おそらく言葉にならないのだろう。
2回ほどそういう雰囲気になって さすがに 自分の意地悪さに嫌気がさして「帰るよ」と言葉をかけた。
母の怒りは もう消えていた。
3.4分足らずの事だが とても長い時間に感じた。

更にお買い物をして バスに乗って家に戻った。
機嫌が悪くなったのは きっと空腹のせいだったかもしれない。
家に着いた時 もう2時近くだったから。

遅い昼食を摂った。
5時ごろに 薄めに切ったロールケーキとプリンとみかん。
これは 自力で食べた。
おやつは 自力が多いかな?

今日はひな祭りなので 定番の五目チラシを作る。
干し椎茸とかんぴょうを戻して 人参・牛蒡を削ぎ切り。
絹さやは辛うじてすじ取りできていたのに 母の手は全く動かずだった。
4個ほど持たせてみたのだけれど...。
諦めて「絹さや頂戴」と言うと くるりと持ち替えて(まるで鋏を渡す時のように)返してくれた。
すじ取りが出来なくとも こういう芸当見せてくれたから まっいいかぁ〜と言う感じになった。
こういうところが 母の奥ゆかしさだろう。

薄焼き卵を焼く頃 母は何となく落ち着かなくなって 怒りっぽかった。

トイレに誘導しても特に変わりはなく お腹に薄荷油を塗る。
時間の経過と共に機嫌も直ってきて 五目チラシを食べる頃には落ち着いてた。

しかし 以前のようにあまり喜ばない。
五目チラシも食べ難そうに見えた。
そして「ひな祭りだよ」という言葉にも反応は鈍かった。

昨日から 時間の隙間に「1+1は?」と幾度か聞いて見る。
反応は鈍いが「1+1」は何とか言える。
が「2+1」「2+3」は どちらも「2」であった。
という事は 足し算は皆「2」という事になるのか???
焦る気持ちはない。
ゆったりとした合間に時折取り組む程度で何処まで出来るか...そんな感じで行こうと思う。

おそらく 私の中で母の認知症は相当進行していることが判っている。
語彙がめっきり減った。
今出来る事は 心のケアと身体能力の維持が大切と定まってると思う。
 
これが 今の現実なのだと思う。
でも ちょっぴり切ない。
過大な期待はしない。
でも ひょっとして回路がつながる時もあるかもと言う期待は捨ててないぞ。

夕食後 桜餅を出すと桜の葉っぱを取り除いて 自力で食べていた。
これは 投げ出さない。

その後 入浴。
風呂を上がるのを嫌がるようになってきている。
昨日もそうだった。
一呼吸ついて交わしながら 上がったが...。
これも 認知症の先を行っている先輩から経験談をお聞きしている事だ。
更に進行すれば 浴槽から出なくなる。2人がかりでようやく出すようになると...。
その日は 近いのかな。
ちょっぴり 悩ましい。
でもでも ムキにならずに取り組んでいこうと思う。 




はな |MAILHomePage

My追加