母のタイムスリップ日記
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昨日 母とのお散歩から戻った時 程なくして帰るからと思い下駄箱にコートと襟巻きをたたんで入れておいた。 母に 帰宅を察せられてもなぁ〜と思っての事だった。
暫く過ごしてから 帰宅しようと玄関に向かった時 行く手に私のコートを羽織った〇さんがいた。 〇さんは いつも下駄箱の靴を丁寧に整理してくださる。 時に 誰彼構わず自分の靴と認識して履いてしまわれる。 厄介なことは 自分のだ主張して頑として脱がないのだ。
そういう事は いつも心に留めており通常履く母の靴は トラブルを避けるため下駄箱に置かないようにしていた。 職員は気にしている方もいるが 病気だから こちらは気にしないので 咎めないで欲しいと伝えてある。 これまで 私の靴を履く事はなかったので気にする事もなかった。
しかし 帰りを急いだ私は 瞬間「それ 私のコートですけれど...」と言ってしまった。 途端 顔色が変わった。 Oさんは 少し前まで 散々 入所者の人に嫌味を言われていたから 無理もないのだ。 私1人では 無理だと判断して 職員に助っ人を頼む。
トラブルを入所に気づかれると また突っ込まれると思い Oさんの居室に誘導して貰って対応。 職員にOさんのコートを持って来て貰った。 「これ Oさんのコートですよね」 「そうだわ」と言いながら 着用しているコートをギュッと握って「私警察に行きましょうか?」と険悪。 「これは 母の形見なのよ」とOさん。 それでも 会話を続け Oさんのコートでつりながら 私のコートを脱いでもらった。 其の儘 帰る事も出来たが Oさんの険悪ムードを放置すると職員も大変になると思い 母の居室にコートとバックを置いてから デジカメを持ってホールに行く。
入所者を1人づつデジカメで撮影した。 Oさんが「私が撮って差し上げましょうか」と言ってくださったので「御願いします」と言ってカメラを渡しシャッターを切ってもらった。 Oさんは 強くじくじくと揉めなければ 直ぐ前の事は忘れてくれる。 カメラでの気分転換はうまく行き 落ち着きを取り戻し始め ホッとした。
それから また そうっと施設を後にしたのだった。
Oさんに再度 嫌味を言い始めた入所者がいたので「病だからね」と注意を向けたら機嫌を損ねてしまった。 あちらを立てればこちらが立たず...なかなか難しい事です。 判る人だけに 元気な人に媚びてしまう所もあって 注意するのも辛いのです...。
さて 今日は久々の活動日。 ご近所にお住まいの利用者さんを訪問した。
このお正月 家の娘は銀行で利用者さんとばったり出会ったそうだ。 以前にも記したが...。 娘は 名前も知らないうちからこの利用者さんのファンだった。 「可愛いおばあちゃんがいるのよ」と言って「ほら あの方」と私に教えてくれていた。 訪問が始まり 話しかけても大丈夫と安心した娘は 銀行で「〇さん こんにちは はなの娘です。母が御世話になっています」と挨拶したと言っていた。
利用者さんは 会うが早いか「素敵なお嬢さんですね。最近の子にないお育ちの良さを感じました」と超べた褒めのお言葉に恥ずかしくなってしまった。否定すればするほど褒められるので ほとほと困った。 お世辞半分と思ってはいるけれど それでもやっぱりこそばゆくて...。
活動は 掃除機を掛けることだ。 2時間の活動時間で 11部屋とふたつの階段・トイレ・キッチン。 早く慣れて拭き掃除くらいできるようにと思うのだが これがなかなか難しい。ご主人がお元気な時は 二人で2時間かかったと言われていたので仕方ないのかもしれない。 でも 今日は 一回目より出来たと思う。 他に イーゼルを組み立ての依頼を受けた。 頂いた絵を飾るためにわざわざイーゼルを購入された様子だった。 どの部屋も飾り物でいっぱいなのに 頂いた物は全て飾ってあるのだ。 優しい方だとつくづく感じ入ってしまった。 お掃除している時 テーブルにおいてあるメモに目が留まった。 1日の予定をしっかりメモしておいでなのだ。 私は ある時期からメモをしなくなった。 頭に留めておくためである。 でも忘れる事が多いので 利用者さんを習って やっぱりメモを取ったほうが良さそうだと感じた。
お掃除している間 利用者さんは何もしてない訳ではない。 前回はお洗濯。今回は庭の草取り。 一時間以上の時間をかけて作業なさっている。
もう直ぐ米寿の利用者さんである。 教えられる事がいっぱいです。
掃除も終わろうとする頃 掃除機がプッツン。 またブレーカーかと思ったら 今度は故障みたいだ。 別の旧型の掃除機を使って何とか終えた。 次回は 掃除機購入に同行することになった。
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