母のタイムスリップ日記
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母の所に行った。 母は ここっ!と言わんばかりにサインを送ってきた。 職員は午前中から不穏で 入れ歯も入れさせてくれなくて 時間を置いて上の入れ歯をようやく入れて昼食だった事 そのため 摂取量が少ないとも話された。
母の傍に行き「荷物置いてくるね」と言うと 立ち上がってついて来ようとした。危ないので「直ぐ来るから 待ってて」と言葉をかけた。 荷物を置いて戻ると母が立ち上がリかけていた。
何かを強く訴える様子。 居室に入ると目と全身で何かを訴える。 意味はわからないが とにかく頻繁に言葉を発した。 「大丈夫か?」と言う意味のように感じた。 また 嘔吐?と緊張が走る。
取り合えず トイレ誘導。 座った瞬間に下着からポロンと落ちた。 「排便かも知れないな」と3.4回お腹をマッサージしていきんで貰って…。 出ました。 ホッと安心できる見事な量でした。 最初の方は固いので 苦しかったと思う。 でもそれはほんの一部で 殆どが普通状態。 これでは 不穏にもなるだろう…。 ちゃんと判って偉いぞと頭を撫でた。 嘔吐でなくて ホッとした。
排泄があった後は 椅子に座って貰っていた。 身体も冷えているようなので ショールを肩にかけた。 そして 目の前で箪笥の整理。衣替えである。 母は 私の動作を見ながら 手に触れている洋服を「いいね」と言う。 「〇チャンのだもの…」と言うと「〇ちゃんの?」と聞き返す。 落ち着いてきたようで 会話もかみ合ってくる。
時折 ユメルちゃんや木製の人形を手にして遊んでいた。
片付け終えて 荷物を上に上げる時は… 「危ないよ」と声をかけてきた。 人の危険を察知できるという事は 大分落ち着いてきたという事だろう。 「ありがとうさん さん チャチャちゃん」とお礼を言うとケタケタ笑い出す。もう 安心。 そこに職員がおやつを持ってやってきた。
母の笑顔を見て「あ〜良かった。ご機嫌になって。トイレに誘導しても出ないし…機嫌は良くないし…。だから 手を繋いで室内散歩してたんです」と言われた。 「あらら じゃ ご心配かけましただねぇ〜 お礼言わなきゃ」と母と一緒にぺこりと頭を下げた。 「いや 手を引くと歩いてくれるから…。助かるのです」と職員。
相当の抵抗にあったのだろう…。 押したり引いたりのテクとじっと待ってあげるテクがあれば 解決できるのだが…きっと 人出が足らなくて ひとりひとりに関っていられないのだろうなぁ〜。
おやつ後 着替えてお散歩に出た。 母も待っていたようだった。 足取りも軽い。前のめりは相変わらず。 歌を唄っていると 手でリズムをとる。 歌詞が出ないので 途中で唄うのをやめると 私の変わりにちゃんと歌い出す。 2キロ弱 歩いて疲れが酷くならないうちに施設に戻った。
足取りは 最後までしっかりしていた。
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