母のタイムスリップ日記
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2006年10月07日(土) そろり そろりと…


昨日の嵐から一転 抜けるような青空が広がった朝だった。
窓を開けると金木犀の香りが家の中に入り込んでくる。
 金木犀って 2度咲きます?
家のは 最初数厘で消えてしまっていた。
通り道のは 1度賑やかに咲いてアッという間に散ってしまった。
それでおしまいと思っていたら 先週から枝に緑色の蕾が出来たと思ったらパーッとオレンジの花が一斉に咲いたのだった。
終わりと思っていただけに嬉しかったのだが…。
でもいつもこんな風には咲かないと思うのだけれど…私の観察不足なのかも知れない。

洗濯機を廻す。
室内に干して湿ったにおいの付いた洗濯のものも 洗いなおした。
今日のお天気なら 大丈夫。

昼食めがけて施設に出かけた。
娘が送ってくれた。施設の駐車場に着いた時「ここまで来たのだから逢って行くわ」と一緒に施設に入った。

母はニコニコ笑顔。
私をみて「久しぶりじゃないの」と言う。
「ほんとね 久しぶり」と言うとまたニコニコ。

この笑顔 昨日は全くなかった。
嘔吐の時はさすがに苦しそうだったが 冴えない表情と言う一日だった。
勿論顔色も悪かった。
朝までぐっすりだったそうだ。
職員が揃ってからゆっくり白湯を飲み お粥を少し食べさせて貰ったそうだ。白湯を飲む時 さすがに喉が渇いていたようでいきなり飲もうとしたので一口づつ飲ませてくれたそうだ。

昨夜 施設長から「明日も点滴を打って水分補給するようになるでしょうね」と言われていたが…。どうやら 点滴は免れそうな気配でホッとした。

朝 急いで大根と生姜を下ろして 蜂蜜と酢橘と蜂蜜を器にいれ 他に枝豆をすり鉢にあててズンダを作って運んだ。
それをおやつの時にでも与えてくださいと御願いした。
昨夜 下の割烹店から 湯豆腐を上げて貰った。
昨夜は 食べられなかったが…今日のお昼として食べさせると湯豆腐を火にかけてくださっていた。

母の様子をみて安心し 今日の約束の場所に向かった。
ほんとは 母を連れて家から徒歩で3.4分の所に出来るグループホームの内覧会を見学する予定だった。
家族会の仲間も一緒に見学する事で約束していた。
母の体調悪化で 止む無く断念し介護仲間と見学。

介護仲間と内覧会に行く。
鉄筋3f建屋上ありの施設だ。
母が在宅の頃は 毎日お散歩したコースで 当時そこは空き地だった。
綺麗な桃の花や栗の木がある場所だったが…気が付けば そこに桃の木も栗の木も消えていた。
グループホームが建設される事は 昨年から知っていたが…何時木が伐採されたか全く気付かなかった。

玄関を入ると 職員が迎えに出てくださった。
実は この事業所のケアマネが利用者さんのケアマネなのだ。
ケアマネは別部門なので この場所にはいなかったが…。
介護仲間の1人はこの事業所でヘルパー登録し活動していたベテランである。
おそらく職員は誰も知らない。知っているのは この事業所の経営者である。その方も見えていて 介護仲間は「〇さん こんにちは」と挨拶していた。職員は 少し驚いていた。
一番先に デイのフロア 次にデイの浴室を見せていただく。
浴室は 家庭用浴槽と大きな浴槽があり 大きな方はスロープと手すりが付いていた。
介護仲間と「車椅子で入浴?」と顔を見合わせた。

次の場所はグループホームのフロア。
1フロア9人で2フロアだった。トイレは3人で共用。
押入れも1間。洗面所付き。
4畳半位のスペースだ。

いろいろ細かい事を聞いている内に最初に案内してくれた人がいなくなり別の人に代わり 気が付けば3人くらい案内人が代わった。

話しているうちに気が付いたが…ちょっと案内しにくかったのかもしれない。私とヘルパー経験者の質問がちと鋭すぎたのかも知れない。
悪意はなく 責めるつもりもなくて 単純に気になるところをどうするのかと質問していたのだが…。
建物管理の事もある程度判っているし…。

4人の内 私を含む3人は入所希望である。
話しているうちに 矛盾も見えてきた。
入所に関しては いろいろ有るだろう事は想像が付くし 新規で入所者も居ないのだから…仕方ないと思っている。
だから矛盾を突く事は言わなかった。
でも 職員は 少し構えて話していた。

いろいろ 有ったけれど それは又機会のある時に…。

それぞれ 入所のために記入する書類を頂き 施設を出た。
外に出てから「母の施設を見学してみない?」と誘った。
今の見学は 誰も居ないところ。でも人が入ればどんな感じになるかを見ておけば…と思ったのだ。

施設に付くと 〇さんがご主人とお散歩に出るところだった。
みんな〇さんのご主人とは 家族会でお会いしていてご存知である。
「こんにちは」と挨拶。
玄関に入る前まで それぞれのご主人が「認知症と見られなくて でもバリバリ認知症なのに…」と零していたのに…。
〇さんと出遭ったら「あら お元気でしっかりなさって…」と感心なさる。
「あらら 今言われたばかりでしょ。普通の人ってみられるって…。〇さんも同じよ」と言うと「あっ そうだわね。この間 苦労話聞いたばかりだったわ」と笑っていた。
認知症とは そういう風になってしまい易い。

室内を見学して 母とも対面。
「この方とふるさとまで…」と驚かれた。
「お元気そうで…髪の毛も真っ黒でふさふさ 90才ですか」とも。

見学後 私は母の見守りのため残り 他の方は帰られた。

母の経過を聞き 順調に口に食べ物を運び安定している事がわかった。
その後 みんなと夕食。
お粥梅干入り ズンダ 大根おろし メダイの焼き物 実のない味噌汁 おから ピーナツ豆腐を半丁をゆっくり食べてもらう。
嫌がることなく 全量摂取。
勿論 量は通常より少なめ。
ズンダは母の好物でほんとは 茹でなすと和えるつもりだったが…量が増えるのでズンダだけにした。ズンダは母が喜んだ。

と言う訳で どうやら落ち着きを取り戻しつつあるような感じだ。
今日の夕食は お粥は母の為に職員が作ってくれた物。
ズンダと大根おろしとピーナツ豆腐は こちらが運んだ物。

他に明日の朝食用に 胡麻豆腐2種(白胡麻と黒胡麻)を託した。

食後のお茶も飲み干したので 施設を後にした。

職員が 尿量を気にしていたので オムツに出た量とトイレでの排尿とで結構な量になっていると思うと伝えた。

昨日・今日と職員も懸命に対処してくださった。
早めに食事をさせてくれた事も助かった。
これを数日様子見になってしまうとレベルダウンは避けられないのだ。
適切な対処に感謝である。


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