母のタイムスリップ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年10月06日(金) スワッ!!!


 今日は活動日。
昨日 引継ぎをして今日が金曜日の最終活動日となる。
「混乱していないだろうか?」と気になりながら支度をしていると電話が鳴った。

施設からだった。
この時間の電話は「何か起きたな」と思った。
朝から断続的に嘔吐しており だんだん茶褐色になってきているという事だった。

電話を受けながら 自分がどう動けば良いかを考えていた。
利用者さんも外せない。

「利用者さん宅に寄って お休みを伝えてから急いで向かいます」と伝えた。
直ぐに 事業所に電話して ご家族とケアマネに活動を休む旨の伝言を依頼し 朝利用者さんには 直接 お休みを伝えて行くことを告げた。

それから利用者さんに電話して「少し遅くなるかもしれません」とだけ連絡した。

そして 急の時に使おうと思っている病院にタクシーで走り 受付を通した。
昨年の12月に医師を通して救急をお願いした時 受付を断られた経緯があり
一般受付なら断れない事を学習済みなのだ。

病院から 利用者さん宅に着いた時 いつもの訪問時間を3分過ぎた所だった。 遅くなった事をお詫びしてから 利用者さんのお話に耳を傾けた。
20分ほど向き合ってお話を伺い それから薬を1週間分小袋に分けて日にちを書き入れた。
昨日の今日で飲み残し2錠あった。
やはり 薬の管理は難しくなっていると感じた。
それから おもむろに 母の具合が良くないので 今日は活動をお休みさせて欲しいと告げた。
母の容態は 心配するほどでなく念のためだとも伝えた。
深刻な話をしてしまうと「もう 訪問してくれないのでは…」と不安になる事は容易に想像できるので…慎重に。

それから 急いで母の所に向かった。
母は布団に横になっていた。かなり寒そうで冷たかった。
職員から 嘔吐した時間やその後の経過を伺った。
血圧は200近くに上がって 体温は34度だったそうだ。
嘔吐物を見せて貰った。
母の顔色は非常に悪かった。
職員は これでも唇に赤みを帯びてきていると言っていた。

それから 施設の車で病院まで送って頂いた。
真っ直ぐ 内科へ。
直ぐに診察。
胸部 腹部のレントゲン 血液検査 心電図の検査を受ける。
朝食を摂ってないこと 嘔吐した事から 点滴を受ける事になった。
500ccの点滴を3時間でと言う医師の指示があったらしく ゆったりペースで始まった。
その間に検査結果の説明を受けた。
検査結果からは特に問題となるような事は見当たらない。
「こういう場合 普通は 胃カメラで潰瘍の有無を調べるのですが…ご家族のお考えは?」と聞かれた。
「胃カメラは 避けたいです」と伝えた。
それでは 点滴をして終わります。
「これからの食事はどうしていきましょうか?」
「あ 普通でいいですよ。気持ち柔らかなもので…。普通食と理解して良いのですか?」
「そうです」
という事で 診察の報告を受けた。

母の所に行くと看護士さんが見えた。
「点滴が終わったら終了と言われましたが 薬はないのでしょうかね。吐き気止めのようなものとか…」
「そうですね。医師に聞いて参ります」
程なくして「ナウゼリンと胃腸薬の処方箋を出してもらいました」と処方箋を持ってきてくれた。
「点滴は見守れますから 会計や薬局に行って大丈夫ですよ」と看護士さんが言葉をかけてくれたので 直ぐに行動に移った。
雨脚が強く 母を連れて出るのは困難だから助かった。

薬を貰って戻ると看護士さんが「お母様 何歳ですか?」と聞いてきた。
「90歳です」
「お若いですね」と言われた。
90には見えないという事だ。
「娘さんがいない間 廊下の方をみて姿を探されていましたよ」と教えてくれた。
看護士さん どうやら母を可愛いと思ってくれたみたいだった。

点滴が済んで帰る前にトイレに寄ると大きなものを背負っていた。
点滴の合間にそれを予感させる仕草があったのだ。
やはり 読みは間違っていなかった。

病院の食堂に寄って 薬を服用させてアイスクリームをちょっと与えた。
暫く休息してタクシーに乗って施設に戻った。

タクシーが施設の横に付いて会計を済ませている時 母の気配に持っていた小さめのタオルケットを急いで取り出し口元に当てた。
「しまった!アイスと薬やめておけば良かった!」と思うけれど後の祭りだ。

直ぐ上には職員がいるんだけれど 嘔吐の処理に両手を使っているので電話も手に出来ない。オタオタしている私に 運転手さんの視線は「早く出てくれ」と言わんばかり。
判っていても どうにも出来ない。
「すみません。この割烹に行って職員を呼んでくださいと伝えていただけませんか?」とやっとの思いで言うと運転手さんは すぐさま外に出て割烹に飛び込んでくれた。
が「?」という感じで板さんが出てきた。
「〇〇さんを呼んでください」と伝え 嘔吐の治まった母を外に下ろした。
「あいすみませんでした。車内は汚してないと思いますがみてください」と言うとサッとみて「はい」と運転手さん。
「お世話を掛けました。ありがとうございました」とお礼を述べた。

直ぐに職員が下りてきて 助けてくださり施設に戻った。
夕食は「お豆腐とお粥にしましょうかね」と相談した。
薬の話しもして「どうして ナウゼリンは座薬じゃなかったでしょうね」と職員。医師は 最初は薬もいらないという事だったのですよと伝えた。

病院での結果を報告して様子見をしているうちにまた嘔吐。
食事は無理と判断。
落ち着くまでソファーで過ごす。
そのうち横になりたそうな様子だったので パジャマに着替えさせて 顔を拭き 入れ歯を外して寝かせた。

少し 身体も汗ばんできた様子なので「熱が出ないか」少し心配。

後はお任せして 家に戻った。

夜 施設にファクシミリを入れた。(職員が対処中だと困ると思ったので)
折り返し電話が入り「落ち着いている」という事だった。
「気になる変化が有ったら 遠慮なしに自宅に連絡ください」と伝えた。

娘が帰宅したので 娘の友人に電話してもらった。
友人のお母さんが 今日通院した病院でお仕事をなさっているので 確認してもらう事があったから。

今日の学習。
以前 嘔吐で通院した時は 抗生剤等を処方してもらったので その事を医師に告げれば良かった。
吐き気止め…ばかりに気を取られていた。それに嘔吐するのだから やはり座薬に変えてもらう事も考えなければならなかった。
でも以前も 嘔吐があっても飲み薬対応だったな。

こうやって 少しずつ学習して行くのだな。
でもできる事なら こういう経験は少ない方がいいなぁ〜。 


はな |MAILHomePage

My追加