母のタイムスリップ日記
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2006年09月30日(土) どちらを優先


 母の洗髪時に軽く抑制(ちょっと身体を押える)をする。
それは 怪我を防ぐためだが…。
これって 虐待?

 医者に出かけて 検査を受ける。
嫌がった時は抑制(これも身体を軽く押さえ込む)する。
これは 虐待?

本人の気持ちを尊重して 嫌がる時は 待つ姿勢は大切。
でも 富に押さえつけられる事を嫌がる母。 痛い事を嫌がる母。

そういう場面で「勘弁ね♪」と謝っているし 終われば「悪かったね♪」と謝り母に赦して貰うけれど…。

施設では 最近 〇さんが母の靴を履く。
職員が それをとても気になさる。
確かに瞬間「!」となるけれど「認知症なのだから気にしないですから…」と伝える。
少し前 母の外履きを上履きにしていらした〇さん。
ようやく職員の手で履き替えられ母の元に戻ってきた靴。
でも 昨日 外出から戻ると母の上履きが見当たらない。

〇さん ご家族との面会で外出。
それまで履かれていた上履きが靴箱に入っていた。
職員と一緒に探したが見つからない。
上履きなので 布製で底も薄い。「ご家族との外出だから間違う筈もない」と職員は言っていた。靴箱の前で右往左往している所に〇さんが帰宅。
足元をみると母の上履き。
「お散歩に行かれたのですね。楽しかったですか?さぁ 上履きに替えましょう」と〇さんの上履きを出した。
何の問題もなく 靴を履き替えられ「どうも 丁寧に準備してくださってありがとう」と〇さんにお礼を言われた。

職員は あまりに簡単に履き替えたので驚いていた。
認知症の介護は タイミングを計る事がスムースに行くコツと感じる。

外出前にも〇さんが ピンク色の袋を持たれていた。
見かけない物なので 職員は何処から出してきた物か気にしていたが 手を出せないでいた。判断を誤ると強烈な反発にあうのだ。

母の居室に見えた〇さんに「あら 素敵な包みですね。良かったら見せて頂けますか?」と聞いたらすんなり渡してくださった。
「中を見せて戴いていいですか?」と聞くと「はい」と言う返事。
袋の中には〇さんの靴下が入っていた。
「ありがとうございました♪」と言うとニッコリの〇さん。

職員に「〇さんの持ち物だったので心配ないですよ」と伝えた。
職員 あまりの速さに驚いていた。これもタイミングである。

〇さんは 幾度も他人の部屋に入るのでそれを心配している職員。

でも 〇さんは 結構判っているように感じる。
戸を開けても 他人の部屋とわかると閉じられる事が多い。
「またか」と言う思いが職員にはあるかもしれない。
でもセーブしたり居室をロックするよりも 開けていた方が良いような気がする。

さて 最初に入浴の抑制について書いたのは 〇さん 相変わらず入浴拒否が続いているのだ。
そろそろ 何か方策を考える時に来ているのかも知れないし 無理やりの入浴を避けた方が良いのか…虐待と身体の衛生とどちらを優先しましょうね。

母も私に気兼ねして「貴女の良いように…」という時があった。
初期の頃は あまり気にしていなかったが 最近 いろんな事が気になってくるのだ。


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