母のタイムスリップ日記
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身体が「うごきたくない!」と言っている。 この所 家に戻ると何もせずに床にごろんと寝てしまう。
ちょっと情けない気分になる。 ふと 昔 母が仕事から戻って何もせずに横になっていた事を思い出した。 母が何歳の時かは思い出せないが きっと似たような年齢なのだろうと思う。あの頃の母は 仕事に就いていた。 その時の言葉ではないが「あなたも この年になると判るよ」と言う言葉が頭の中をグルグル廻っている。
そんな心を見透かすように今日の母は 散歩に連れ出すと「わるいね」と言うのだった。 「誰が?」と聞くと母自身を指した。 「そんなことないよ。一緒に散歩できて楽しいよ」というと 母は頭を深く下げた。 今の私 疲れた顔をしているのかな?それとも母親の勘かな? 認知症と言えども そういう心は残っている。 それを 表に出す出さないは 個々に違うのだと思う。
今日の傑作は… 筋肉が重力に逆らえなくなっている私に「お腹出ているね」と言った母。 それも 母の居室に次々に遊びに来てくれた2人の入所者も並んでいる前で。 母の言葉を受けて1人がプッと噴出し「あはは」と笑う。 恥ずかしいので♪ぽんぽこぽんのぽん♪と腹包みを打って見せたら 更にもうひとりの方もプッと笑った。 その後で みんなで♪しょっ しょっ しょじょじ…♪の合唱となってしまった。唄い終わって大笑い。 自分の身体をネタに笑うなんて やっぱ 恥じらいを捨てています(反省) でも 笑いのネタを提供できた!
こちらから誘った訳でもないのに 訪問を受けるなんて珍しい事なのだ。
母の体調は何処かでイマイチなんだろう。 母にとって嫌な事が有ったような気がした。 トイレに関することだろう。
家に帰りたいと言いたげだった。 「楽しい?」と聞いても「楽しい」とは言わない。 ほんとはトイレで用を足したいのに トイレに誘えば不安そうな表情。 だから 珍しく空振りもあった。 この所 ほぼ的中していたのだけれど…。
お腹もかなり空いている様子だった。 おやつ後なのに アイスを勧めたら全量食べた。 それでも物足りなそうだった。
特別に不機嫌になる事はなかったのだが。 せめて おしゃべりが出来ればいろんな事を聞けるのになぁ〜。
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