母のタイムスリップ日記
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2006年07月10日(月) 気持ちの切り替え

 今日は利用者さん訪問。
洗濯物も干し終えて 電話中だった。

冷蔵庫を見ると作りおきしたおかずが未だ少し残っていた。
珍しい事だ。食欲がないのかなと気になった。

「あの はなさん。電話が繋がらないのですよ。お礼の電話をしたいのですけれど…」と言われた。
宅配の電話番号とメモの電話番号を比べてみた。
最初の番号は正しくメモされていたが 相手が出ないので 家の電話帳から番号を写された様子。
でも 荷物を送ったほうが1番新しい筈と判断し 再度電話して頂く。
呼び指し音の後留守電になった。
「何時まで経っても出ないのですよ」と受話器を切られた。
利用者さんのお宅も留守電の機能付きなので 判っておいでだったのだが 度忘れなさっておる様子。
再度 電話を掛けて貰い 留守電に吹き込んで頂く。

「この人は いつも連絡してくれないのですよ…」と言う愚痴から 週末のあれこれとした愚痴が零れてきた。
大分 苛立っておいでだと直感。

高齢になった親は きちんと物事が片付いて行かないととても気を揉む。
この事は 両親の姿から感じた事だ。
母のように 認知症になってしまうとそれが更に加速され 不満だけが残って行く。
今の利用者さんは そういう状態の様子だ。
若い者からすれば その殆どが大したこともないのだが…。

お話を伺いながら 残っている野菜を茹でて…。
おもむろに切り出した。

「今日は 紫陽花でも見に行きませんか?それとも久しぶりに デパートをウィンドウショッピングしてみませんか?」と。
すると「デパートに行って ついでに美味しいコーヒーでも 飲んでみたいわ!」と希望なさった。
「でも時間大丈夫ですか?」
「今日は 差し迫った用事はないので 多少は大丈夫です」
という事で デパートへ出向いた。

すると…「こういう物が欲しいのです」と希望されたので 見て廻り 希望にあったお好みの物を調達できた。
その後 お茶。
利用者さん 最近スポーツジムから離れてしまって 外出の機会が減った。
それで ゆっくりとデパートを歩く事もなさらなくなった。
まして 新しく入った珈琲ショップの事もご存知がない。
利用者さんは 用事のある所しか歩かれなくなっているから。

珈琲を飲んで 美味しいお菓子を食べて寛ぐ。
「あ〜幸せだわ♪ゴチャゴチャした事は 気にしないようにするわ♪」と利用者さん。
「そうですよ。定期的にお見えになるご家族がおいでなのですから そういう方 そう多くないですよ♪」
「そうね。みんな そう言うわ。来てくれるだけ 幸せよね」
「そうですよ」

と言う訳で その後日常のお買い物を済ませて戻った。

お米だけは研いでタイマースイッチを入れた。
おかずは ご家族が準備なさったものもあったので 野菜を茹でたものだけで今日はおしまい。

利用者さんに 金曜日に「暑くなって来たので 鉢植えに中1日 水をあげてください」と小さな如雨露に水を入れて鉢植えの傍に置いてきた。
忘れずに水遣りなさっておられた。

認知症の初期って 気持ちのリセットが自分で出来なくなる時がある。
気持ちがクチャクチャしたまま 1人で過ごされるのは良くないと感じてちょっとしたレフレッシュを試みてみた。
大分 気持ちが落ち着かれた御様子でホッとした。

そうだ 気が付いたことがひとつ。
お茶している時に「年を取ると 綺麗に食べられなくなって 外食が嫌になってしまう」と言われたこと。
確かに混雑した中だと そういう事が気になるような傾向が母にも有った。
今日は 平日で混雑もなくて 安心できたそうだ。


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