母のタイムスリップ日記
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2006年05月18日(木) 家族にできる事


昨日 職員がたけのこを木の芽和えにしようかな?と話されていたので 我が家の実山椒と新芽を運んだ。

土日と出かけるため 母のお散歩が出来なくなる。
そのため 今週は出来る限り外に連れ出そうと思い毎日面会だ。

今日も小雨の中 お散歩決行。
歩く事は 楽しそうだ。
「1人で歩ける?」と聞くと「歩けるよ」と言う。
ちょっと手を放したら「ととととっ」と前にのめり込むように歩きだす。
バランスも悪く 今にも倒れそうだ。
目では感じられないのだが やや下り坂になっている。
平らな所に出てやり直す。
「がんばれ」と声をかけるとよその家の鉢植えの花を指して「頑張れ」と頑張れ」あっちも「頑張れ」とどうにも言葉だけが記憶に残ってしまうようだった。
コンビニに入り「午後ティー」を購入。
お店のご主人がニコニコしながら「良く歩きますよね。僕よりも歩いているような気がする」と言われた。
母は 何か文句でも言われたと思って怪訝な顔をしていたので お店を出てから「いっぱい歩いて偉いねって褒めていたよ」と伝えた。
母はニコニコ「そんなこと…」

お店を出て施設に戻る道すがら「牛肉と豚肉と鶏肉とどれが好き?」と聞くと考え込む。どうでもよい質問だけれど 1度聞いたのだから ちゃんと聞き取った方がよいと思い「牛肉好き?」と聞くと「好き」「豚肉は?」「好き」「鶏肉は?」「鶏肉も好き」「1番すきなのは?」「…」
突発的に「肉」「にく」「ニク」と単語のみを繰り返し口にする。
母の頭の中で「ニク」を想像し 像が結べなくて単語のみが残ってしまったのかなと思われた。
「がんばれ」も含めて 今日は そういう日みたいだな。

昨日 若年性認知症の介護をなさっておられる方のブログを読んで涙が出た。夜間火事騒ぎになったという事だ。
その前日は 殆ど眠れなかった様子で仕事にも出かけれて 介護なさる方もお疲れだったのだと思う。

他に介護なさる方も居られるのでキューバタンと眠られて 夜間 音で目が覚めたそうだ。入ってみるとキッチンが燃えていたそうでもう1人の介護者が消化中だったそうだ。認知症の方は「目が痛い」と騒ぐし…。
燃えた後の映像も載せてあった。
幸い 初期消火で大事には到らず良かったのだが…無残だった。

片時も目が離せない状況と言うのは どんなにか苦労だろうと思う。

介護者の寄り添い方で 認知症の周辺症状は緩和されるとは言うけれど 脳のどの場所が良くない状態になったかでも症状は違ってくる。
また 服用している薬だって 効き方は個々に違う。
ある人に取ってよく効いても 別の人には違った形の副作用が出たりする。
私は 医療の専門家ではないので 断定的な事は言えないが…。
いろんな方からのお話をお聞きして感じていることだ。

家族の寄り添い方と言っても 実際毎日展開される想定外の出来事をきちんと受け容れるって並大抵では出来ないと感じている。
あまりに踏ん張りすぎて 知らないうちに過大なストレスを抱えているという事はあるのだから…。

介護者は 自分の生活を保つ事を心の隅に置いたほうがいい。
頑張らなくては 前に進めないのだが「過ぎたるは及ばざる如し」というではないか…。介護を受ける人のためにもその方がきっと良いと思う。
介護しているがゆえに家族が倒れたら 介護を受ける人は辛いではないか。

連休中にお電話くださった方の施設入所が決まりつつある。
今日は 担当のケアマネに 施設の職員の動きと家族の思いを連絡した。
いろいろ難しい事もあるが 何とか落ち着いてご家族もほどよい距離が保てればいいなぁ〜と思う。
偶然なのだが ケアマネが今日ご家族を訪問なさっていた。
ご家族から話を聞いて ある程度の事はご存知だった。
「施設側が受け容れてくれるか 決定ではないから…」と話されたと言う。
実は 施設側も当人との面会を昨日済ませて受け入れできそうと言う判断が下りていたのだ。
私の中継ぎのお役目は終了し 後はご家族と担当ケアマネと施設とで決められて行く。
ケアマネからの紹介で家族会にいらしたので ケアマネに再度繋がって良かった。


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