母のタイムスリップ日記
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昨日 活動中にあった場面。 お散歩中に私の知り合いと偶然出会った。 街中なので こういう場面は割合多い。 知り合いは 殆ど活動をしている事を知っているので会釈程度で済ませる。
昨日は 知り合いが私に手を振ったので いつものように軽く会釈した。 が 利用者さんは「お変わりないですか?」と声をかけた。 「え〜」と知り合い。 「それは 何よりですね」 「おかげさまで」 「それでは ごきげんよう」 利用者さんとは 住んでいる所も違うし接点もなく 顔見知りでもないのだ。 通り過ぎてから利用者さんが ポツリと言われた。 「ご存じない方だけれど…向こうが挨拶してくれたのだから 失礼があってもいけないから挨拶だけはしておきましたの」と。
ふと 母が通りすがりの人に挨拶するのを見ていて「?」となっていたが こういう事も有るのかなと思った。 母の場合は 相手が御辞儀なんてしなくともペコりと頭を下げるのだけれど…。判別がつかないくらい判らなくなっていてとりあえず「ご挨拶」なのかも知れない。 だから「誰か来たよ」と母が言った時は「私は知らない人だけれど ○ちゃん 知っている人?」と聞くことにしている。
今日も「ハートをつなごう」を見た。 九州の方で自ら「バリバリの認知症です」と公言なさっている方。 この方の存在は 新聞で知っていた。 クリスティーンさんが来日後 認知症を公開なさる方が増えたと思う。
普段の生活で不安に思う事は有るけれど 今できる事を取り組んで行こうと決めたそうだ。 ほんとに底抜けに明るい方だった。
でもカラオケで十八番の「マイウェイ」を熱唱している姿をみていて感じる所があった。
「一番して欲しくない事はなんですか?」と聞かれ「怒らないで欲しい」と。「ついつい怒ってしまいますが…」と聞き手が言った時「我慢してください」と言われていた。 「自分がこの立場だったら…と考えてみてください」と言う訴えも有った。
今日 ある所でちょっとお話しする機会があった。 その会で「気になって訪問すると感情的になってしまって…かなり苦労します」と言われる方がいらした。 「病ですから我慢してください」と御願いしたのだった。(聞き手は 認知症の家族ではないし介護の専門職でもない)
認知症の曖昧さに振り回される現実にある。 その典型が家族だろう。 家族以外と言うのは 近隣になるのかな? 社会で受け容れる体制がないと これから先ほんとに大変だと思う。
実は今朝 役所の方から電話を頂き「ご相談というかお聞きしたい事が有りまして ご都合はいかがでしょうか?」と言われた。 結局 その会の終了後会場でお会いする事になった。
話しは オフレコ会談。 だから 詳しくここに書けないのだが…。 オフレコと言っても「どうしたらよかんべな」部分で介護家族からの意見の聞き取りである。
最初に「介護保険改正後 地域密着型の領域で情がなくなってないかなぁ〜」と呟くように言ったら…。 「責任を負うという事で かなりピリピリしておりまして…」と微妙な呟きが返って来た。
その折に 縦割り行政の現実と財源不足の話をなされた。 勿論 全てを事実として受け止めた訳ではない。特に財源に関しては 何等かの工夫で乗り切れないものか…と思うものだから…。 それでも 流れとしては 利用料の値上げも視野にあるみたい。 今後介護保険利用料の一割負担が 三割負担位まで引き上げられそうな気配が有るとよく耳にする。
加えて 箱物も作らないと言う姿勢だ。 だとしたら 社会の受け入れしかなくなってくるだろうと想像する。
「自分は在宅で見るけれど 若し介護を受ける身になったら 施設に行きます」とは良く聞くけれど… その施設に簡単に入れない状況になるかも知れないのだ。 行政の考える枠では「施設は足りています」と言うけれど 将来的に4人に1人が認知症と言う時代に突入したらどうなっていくんだろうか?
あ〜どうなって行くんだろうなぁ〜。
オフレコ会談も 急激に結論を出さないで欲しいと御願いした。
そうそう 就労者世帯の介護の話しも検討課題として考慮してくださいとお願いした。単身の介護事情もあるけれど 小学生や中学生を抱えた家族のしわ寄せって…深刻と思うからだ。 今は対象者も少ないかもしれないが 切実な問題ですので…と。 ただ 縦割り行政なので 何処まで伝わるか…。
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